中国の広汽集団、モロッコ市場に参入

(中国、モロッコ)

広州発

2026年07月24日

中国自動車大手の広州汽車集団(以下、広汽集団)は7月13日、微信(WeChat)の公式アカウントで、同社がモロッコの自動車グループM-AUTOMOTIV(注)とともにカサブランカで7月8日にブランド発表会を開催し、正式にモロッコ市場へ参入したと発表した。

同社は、モロッコを北アフリカ市場開拓および周辺地域への展開に向けた重要拠点と位置付けている。M-AUTOMOTIVは充実した現地販売網・アフターサービス体制を有しており、広汽集団の製品技術やグローバル事業運営の経験と、M-AUTOMOTIVの現地リソースを組み合わせることで、両社は同国市場における持続的な事業拡大を目指すとしている。

今回、モロッコ市場に投入するのは、SUVの「EMZOOM」「EMKOO HEV」「S7 PHEV」の3モデル。都市部での利用、省エネ志向のファミリー利用、長距離移動など幅広い需要に対応すべく、ガソリン車、ハイブリッド車(HEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)といった多様なラインアップを展開していく方針だ。

販売網については、M-AUTOMOTIVがすでにカサブランカやタンジェを含む主要消費地域で複数の販売拠点を開設しており、現地の消費者に対して車両展示、試乗、アフターサービスをワンストップで提供できる体制を整えた。

広汽集団は近年、海外展開を加速している。同社が7月2日に発表した2026年上半期(1~6月)の生産・販売実績によると、自主ブランド車の海外輸出台数が前年同期比2.3倍の12万1,500台に達した。海外事業は同社の成長を牽引する重要分野となっており、北米、中南米、アジア太平洋、中東、アフリカ、欧州の各市場で販売が大きく拡大している。地域別でみると、ブラジルでの6月の販売台数が前月比12.3倍、コロンビアは同9.0倍、ウルグアイでは前年同月比3.5倍と大きく伸びた。香港では、1~5月の電気自動車市場における同社ブランドのシェアが11%を超えたほか、タイでは6月の販売台数が前月比3.1倍、シンガポールでは同77%増となった。中東地域では1~2月の販売台数が前年同期比3.8倍となったほか、エチオピアでは6月の販売台数が前月比6.1倍となった。

(注)M‑AUTOMOTIVは、Cap HoldingとHS Gestionの合弁会社。ルノー、ダチア、アルピーヌの販売実績を有し、中古車部門も手掛けている。

(黄子珊)

(中国、モロッコ)

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