ベルギー3地域政府、2027年5月からの共通道路通行料制度導入で合意

(ベルギー)

ブリュッセル発

2026年07月24日

ベルギーの3地域(ワロン地域、フランダース地域、ブリュッセル首都圏地域)の政府(注)は7月10日、共通の道路通行料制度の導入で合意した。2027年5月から3地域同時に導入され、国内外で登録された乗用車、多目的車、3.5トン未満の小型トラックが対象となる。運転者はオンラインで車両のナンバープレートを登録し、通行券を購入する。国内で登録された車両の所有者は、既に各地域政府に道路税を納めているため、実質的には国外で登録された車両の所有者にも道路の維持管理費の負担を求める制度となる。なお、最大許容質量が3.5トンを超える貨物車には、走行距離に応じた課金システムが既に導入されている。

通行料金は、適用期間と車両の環境性能によって異なる。1年間の場合、EU排ガス基準「Euro0~3」に適合する車両は125ユーロ、「Euro4」以上の車両は100ユーロ、ゼロエミッション車は90ユーロとなる。また、24時間、10日間、1カ月、2カ月といった短期間の購入も可能となる予定(添付資料表参照)。

通行券未所持の違反車両には、70ユーロの罰金が科される見込みで、違反を繰り返す場合は、罰金が2~3倍になる可能性がある。本政策は、地域間協力協定の草案を作成し、欧州委員会当局の承認を得る必要がある。

(注)ベルギーは連邦制を採用しており、環境政策などは地域政府の管轄となる。

(大中登紀子)

(ベルギー)

ビジネス短信 7b8c51a9b5cbb149