連邦政府、「スタートアップおよびスケールアップ戦略」を閣議決定、事業環境と支援枠組みを整備

(ドイツ)

ミュンヘン発

2026年07月29日

ドイツ連邦経済・エネルギー省(BMWE)は7月22日、「スタートアップおよびスケールアップ戦略」を閣議決定したと発表した(プレスリリース外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます、ドイツ語)。これにより、イノベーション企業の設立から国際的な事業拡大に至るまで、より良い事業環境と支援の枠組みを整備する。

「スタートアップおよびスケールアップ戦略」はスタートアップ・コミュニティーとの連携により策定され、資金提供や官僚主義の削減、協業、人材、国際化など8分野約150の具体的な施策が列挙されている。本戦略は、イノベーティブな企業の成長・拡大段階をその中心に据えていること、また安全保障・防衛分野に特有の要件を初めて体系的に考慮したことに大きな特徴がある。

連邦政府は、次の3つのアプローチにより効果の創出を目指す。

  1. 追加的な対応が必要な分野において新たな取り組みを策定・実施。
  2. 既存支援策を強化・拡充し、広く周知することでその認知度を高め、利用しやすい環境を整備。
  3. 連邦政府、州、地方自治体のさまざま様々な支援プログラムをより密接に連携させ、責任の所在の明確化による効果的な支援体制を構築。

カテリーナ・ライヒェ連邦経済・エネルギー相は「今回のスタートアップおよびスケールアップ戦略により、ドイツの次世代の世界市場リーダーのための基盤を固める。戦略の目標は、起業を容易にすること、発展を加速させること、そしてイノベーションをドイツ国内に維持することである」とコメントした。ドイツ連邦スタートアップ協会は、「この戦略がついに策定されたことは、ドイツがスタートアップやスケールアップにとっての拠点であることを示す重要なシグナル。重要なのはこれからで、戦略が迅速に実施されなければならない」とコメントした。

本戦略は現政権の任期中に実施され、その進捗状況はモニタリングを通じて管理される。また、必要に応じて関係者と協議し、戦略をさらに改善していく。

(アンナ・グリンフェルダ)

(ドイツ)