米ニューヨーク市で北米東海岸最大規模の食品見本市が開催、ジャパンパビリオンに33社・団体が出展

(米国、日本)

ニューヨーク発

2026年07月21日

北米東海岸で最大規模の高級食品関連見本市「サマー・ファンシー・フード・ショー(SFFS2026」が62830日、米国ニューヨーク(NY)市内のジェイコブ・ジャビッツ・コンベンション・センターで開催された。同見本市は世界的な情報の発信地NY市で開催されることから、国内外で知名度が高く、世界各地から毎年多くのバイヤーが訪れる。今回は57カ国から2,529の企業・団体が出展し、32,000人以上が来場した。

会場では31の国別パビリオンが設置され、イタリアをはじめとした欧州や中東などのパビリオンが目立っていたほか、スタートアップ向けパビリオンには50社超の新興ブランドが出展した。また、今回の展示会では700点超の新商品が初披露され、421社が初出展を果たした。新規出展者数は2019年以降で最多を記録した。

写真 SFFS会場の入り口(ジェトロ撮影)

SFFS会場の入り口(ジェトロ撮影)

ジェトロが会場内に設置したジャパンパビリオンでは、日本の33社・団体が菓子類、茶、調味料類、牛肉、麺類、その他加工品など多岐にわたる日本産食品を出品した。

写真 ジャパンパビリオンの様子(ジェトロ撮影)

ジャパンパビリオンの様子(ジェトロ撮影)

会期中、ジャパンパビリオンには、メード・イン・ジャパンの商品を求める輸入業者や卸売業者、小売業者、レストランなどの食品産業関係者が多数訪れ、3日間を通してにぎわいを見せていた。

ジャパンパビリオンの出展者からも、大きな手応えを得たとの声が多く、具体的には次のようなコメントが寄せられた。

  • 現地のディストリビューターと多く商談することができ、新たな販路の獲得につなげられたほか、既存取引先に対しても今回の展示会をきっかけに商品の採用数を増やすことができた。
  • 会期3日間で世界中の取引先候補と接点を持てた。また、具体的な商談を実施することができた。
  • 試食を通じて味に対する高い評価を得られたことや、今後の商品改良・販売戦略につながる具体的な意見を収集できた点が大変役立った。

会期中には、主催者である米国専門食品協会(Specialty Food Association、SFA、注1)により、革新的かつ前向きなリーダーシップによってスペシャルティフード業界の発展に貢献した人物にその年の「リーダーシップ賞(Leadership Award)」を授与する表彰式が開催された。このうち次世代のリーダーとして、The Red Foodの川瀬めぐみ共同創業者が受賞した。受賞理由としては、「日本生まれ・米国育ちで、日米両市場への深い理解を持ち、同社の事業プラットフォーム、ウマミ・インサイダー(Umami Insider外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます、注2)を通じて日本食品メーカーの米国進出支援と日本食品の魅力発信に取り組んでいる。マーケティング、営業、商品開発、物流まで幅広い知見を有し、日本の生産者と米国市場をつなぐ架け橋として活躍していること」が評価された。

写真 Leadership Awardの様子(Specialty Food Association提供)

Leadership Awardの様子(Specialty Food Association提供)

次回のSFFSは、2027年7月25~27日に開催される予定だ。

(注1)1952年に設立された非営利の業界団体で、米国における高品質・高付加価値な高級・専門食品(スペシャルティフード)市場の発展を目的とする。

(注2)米国を拠点に、日本食・料理の情報提供やオンライン販売を行うプラットフォーム・ECサイト。

(橘田繁樹)

(米国、日本)

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