韓国、6月の輸出額が1,000億ドルを突破、好調が続く半導体輸出

(韓国)

調査部中国北アジア課

2026年07月21日

韓国の関税庁は7月15日、6月の輸出入統計(確定値)を発表した。輸出は、前年同月比70.7%増の1,021億6,600万ドルで、単月としては初めて1,000億ドルを突破した。輸入は、30.0%増の660億7,800万ドルで、貿易収支は360億8,800万ドルの黒字だった。また、1~6月の輸出入をみると、輸出は前年同期比48.3%増の4,963億4,800万ドル、輸入は16.7%増の3,586億5,900万ドルで、貿易収支は1,376億8,900万ドルの黒字だった。

韓国政府によれば、単月の輸出額が1,000億ドルを超えるのは、ドイツ、米国、中国に続いて韓国が4カ国目だ。輸出拡大の最大の要因は、半導体輸出の大幅な増加にある。半導体の輸出額は、6月単月で前年同月比3倍の449億5,000万ドル、1~6月は前年同期比2.6倍の1,931億8,900万ドルだった。それぞれ輸出総額に占める割合を計算すると、6月は44.0%、1~6月は38.9%と約4割を占めた。

半導体を除いた輸出額は、6月は28.0%増、1~6月は16.3%増だった。1~6月のその他の輸出品目をみると、石油製品が37.9%増、コンピュータが3.2倍、無線通信機器が29.1%増、船舶が19.9%増だった。一方、乗用自動車が2.6%減、自動車部品が8.4%減となった(添付資料表1参照)。

輸出先別(1~6月)にみると、輸出額上位の国・地域では、中国が64.5%増、米国が50.4%増、ベトナムが52.6%増、EUが13.4%増、香港が2.6倍、台湾が73.2%増だった。なお、日本向けは15.3%増加した。多くの国・地域で増加した一方、中東(14.1%減)などが減少した(添付資料表2参照)。

関税庁による確定値公開に先立ち、産業通商部は速報値をもとに「2026年6月および上半期の輸出入動向」を発表した。同発表の中で、金正官(キム・ジョングァン)産業通商部長官は、交易条件悪化の中でも半導体をはじめとした、船舶、石油製品、無線通信機器など既存の主力品目のほか、化粧品・農水産食品など有望消費財に選定された品目も歴代最高の実績を達成したと評価した。今後については、「韓国企業が直面する不確実性を最小化し、良好な輸出環境を整備していく」「輸出の量的拡大のみならず、品目や市場の多角化と中小企業の輸出競争力の強化などの質的な成長を達成し、『輸出5大強国』に飛躍できるよう、総力を挙げて支援をする」と述べた。

(向野文乃)

(韓国)

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