トヨタとBMWなどが再生可能ガソリンの走行実証実験を開始

(ドイツ、日本、スペイン)

ミュンヘン発

2026年07月22日

トヨタ・モーター・ヨーロッパ、BMWグループ、ボッシュおよびスペインのエネルギー大手のレプソルは7月15日、ガソリン車に再生可能ガソリンのみを給油して6カ月間走行する共同実証プロジェクトをスペインで開始外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますしたと発表した。本プロジェクトでは、トヨタおよびBMWの既存のエンジン車約20台にレプソルがスペインのガソリンスタンドで販売している100%再生可能原料由来のガソリン「Nexa95」を給油して街中を通常走行し、ボッシュの再生可能合成燃料の使用を記録・証明するシステム「デジタルフューエルツイン」で再生可能ガソリンの利用状況を確実かつ透明性高く追跡する。プロジェクトの目的は、EU再生可能エネルギー指令などEUの要件を満たす適格燃料である再生可能ガソリンのみで走行する自動車を大規模導入することにより、技術的に中立的かつ補完的な方法で欧州のモビリティーの気候中立を後押しできることの具体的、実証的な証拠を示すことにある。

トヨタ・モーター・ヨーロッパのパスカル・ルシュ渉外・政府関係担当副社長は、「再生可能燃料は自動車の電動化とともに二酸化炭素(CO2)排出の削減のカギを握ると考えている、2035年までの自動車の完全なゼロミッションが達成できない恐れが高まっている中、再生可能燃料は特にハイブリッド車やプラグインハイブリッド車の技術と組み合わせることで炭素中立実現に向けた課題を補う有効手段となり得る」とコメントした。

BMWのシュテファン・ヘラーVEEF(注)プログラム開発責任者は、「技術開放性はBMWグループの戦略の重要な柱であり、より環境にやさしく、効率の良い自動車を常に提供することを目標としている。本プロジェクトへの参加は、最適で効率的な駆動システムを提供していくための貴重なデータの取得に役立つ」とした。

(注)Vehicles Exclusively running on Eligible Fuels:EU法令に適合したCO2ニュートラルな燃料のみで走行する車両。

(鷲澤純)

(ドイツ、日本、スペイン)

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