トルコで「新規食品」規制が施行、食品安全確保とイノベーション促進が目的

(トルコ、EU)

イスタンブール発

2026年07月21日

トルコ農林省は「新規食品規則(Türk Gıda Kodeksi Yeni Gıdalar Yönetmeliği)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」および関連規則を2026年5月から施行した。新規則では、今後トルコ市場に輸入される「新規食品」の安全性を審査し、消費者の健康の保護を目的としている。また新技術を促進することで食品分野におけるイノベーションも促すとしている。

規則では、EUのNovel Food規制を参考に、新規食品の定義と利用範囲が定められている。

「新規食品(Yeni Gıda)」は、「2025年12月31日以前にトルコ国内で相当の消費経験がない食品」と定義されており、次のような原材料・成分を対象としている〔官報外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます4-1(h)〕。

  • 新しい分子構造を有する成分
  • 微生物、藻類、真菌由来の成分
  • 動植物由来の新規抽出成分
  • 細胞培養・組織培養由来食品
  • 2025年12月31日以前には食品の生産に使用されていなかった生産工程を経て製造された食品
  • 人工ナノマテリアルを利用した食品
  • これまでサプリメントに限定されていた成分の一般食品への利用

EUリストの189品目を採用

規則では、EUで認可されている「新規食品」のうち189品目が、トルコでも使用可能として掲載PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)された。一方で、遺伝子組み換え作物(GMO)由来の原材料を使用して製造された食品や、豚由来の成分、昆虫由来の成分など32品目は対象外となった。これらの品目は引き続きトルコでの規制対象となる。

規則に掲載されておらず、使用が認められていない新規食品については、農林省へ申請が必要であり、安全性審査を経てリストへの掲載可否が判断される。

消費実績のない新規食品の定義が示された今回の規則により、食品メーカーや原料メーカーは、消費実績のある新規食品・原料をトルコへ導入することが可能となった。一方、規則に掲載されていない新規原料については安全性審査が義務付けられるため、輸出・販売に際しては農林省の認可手続きの確認が必要だ。

(遠藤誠吾、ネスリン・イシジャン)

(トルコ、EU)

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