ジェトロ、「ライセンシングエキスポチャイナ」(LEC)にジャパンブースを初出展

(中国)

上海発

2026年07月30日

中国で「ライセンシング エキスポ チャイナ2026外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」(以下、LEC)が7月15~17日に、上海国家会展中心で開催された。本展示会は、中国大陸におけるライセンスビジネス分野に特化した展示会で、2026年で9回目の開催となった。主催者の発表によると、今回の出展面積は5万3,000平方メートルに達し、7万人を超えるバイヤーが来訪した。国内外から420社以上の出展企業と2,000以上のIP(知的財産)が集結し、ユニバーサル、アリフィッシュ(阿里魚)、テンセント・ビデオ、ビリビリ、網易(ネットイース)ゲームなどの大手企業がそろって参加した。

写真 ローカル企業のブースの様子(ジェトロ撮影)

ローカル企業のブースの様子(ジェトロ撮影)

日本のIPを扱う企業としては電通、アニプレックス、スタジオぴえろの現地法人などが単独出展し、韓国KOCCA連合館(注)など国・地域色豊かなIPパビリオンが出展された。

写真 日本関連のIPを扱う企業のブース(ともにジェトロ撮影)

日本関連のIPを扱う企業のブース(ともにジェトロ撮影)

ジェトロは、コンテンツ分野の海外展開支援拠点事業の一環として、IP関連企業9社(リアル参加4社、オンライン参加5社)を取りまとめ、本展示会に初めてジャパンブースを設けた。ジャパンブースには、手塚プロダクションの「GO!GO!アトム」、ポプラ社(宮西達也氏作)の「ティラノサウルス・シリーズ」、さらに2026年10月にテレビ朝日でアニメ放送予定の「しろたん」などの人気IPが集結した。その他にも、主にゲームメーカー向けにアニメゲームのIPライセンスを提供する企業も出展し、来場バイヤーから注目を集めた。また、ブース内では、海外バイヤー向けのBtoBオンランカタログサイト「Japan Street」の広報活動を通じて、参加企業以外のIP商品のPRも実施した。

写真 ジェトロ・ジャパンブースの様子(ジェトロ撮影)

ジェトロ・ジャパンブースの様子(ジェトロ撮影)

参加企業からは、「これまで接点のなかったブランドの開拓ができ、協業の可能性が広がった」「オンライン出展でも来場者との商談・コミュニケーションを支援してもらい、中国市場に向けて作品や事業を紹介する機会を得ることができた」「現地での出展支援によって、新たな市場の反応を知る機会を得ることができた」などのコメントが寄せられた。

LEC主催者であるインフォーママーケッツとデータ100インサイト・インテリジェント・ディシジョン研究所が共同で発表した「中国IPライセンス産業消費動向白書」によると、2025年に世界のライセンス商品およびサービス販売額は3,898億ドルに達した。一方、中国における1人当たりのライセンス商品消費額は約110元(約2,640円、1元=約24円)で、日本の1,150元を大幅に下回った。中国のIPライセンス商品市場は、今後も消費拡大の余地があることがうかがえる。

(注)韓国コンテンツ振興院(KOCCA)による韓国のコンテンツ企業をまとめて出展する共同パビリオン。

(孟矜)

(中国)

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