中秋節・国慶節の連休期間、四川省成都市の観光収入が大幅に回復

中国四川省の成都市文化広電観光局は10月7日、中秋節と国慶節の連休期間中（9月29日～10月6日）の旅行者数や経済動向を発表した。同発表によると、成都市の旅行者数は延べ2,586万8,000人で前年比86.9％増、観光収入は237億8,000万元（約4,756億円、1元＝約20円）で約7割増となった。2019年比では旅行者数が12.2％増、観光収入が6.8％増だった。

また、四川省文化観光庁は、同期間の四川省の旅行者数が延べ5,691万200万人で前年比79.4％増、観光収入は361億5,300万元で約1割増になったと発表した。2019年比では旅行者数が11.1％増、観光収入が14.2％増だった。

中国旅行会社最大手のトリップドットコム・グループが発表した「中秋節・国慶節の観光概要報告書」によると、同期間において成都市は北京市、上海市につづき、中国で3番目に人気の観光地だと紹介されている。

2023年7月に、成都市で国際大学スポーツ連盟（FISU）主催の「FISUワールドユニバーシティゲームズ」が開催され、多くの人が訪れた。また、成都市政府は9月26日に観光業促進措置として「中秋節と国慶節のホットスポット街歩き（シティウォーク）マップ」を発表した。歴史、芸術、ファッションなどをテーマに6つの観光マップを配布し、成都市の魅力を各方面から宣伝するとともに、観光客誘致という目的を達成することができた。

（王慧シン）