エチオピアとエリトリアに関係改善の動き
(エチオピア、エリトリア)
アディスアベバ発
2018年06月26日
エリトリアのイサイアス・アフォルキ大統領は戦没者追悼記念日の6月20日、エチオピアへの使節団派遣を表明した。エリトリアが1993年にエチオピアから独立後、両国間では国境問題を抱えて緊張状態にあり、国交正常化には至っていなかった。
アビィ首相が関係改善に意欲
エチオピアのアビィ・アハメド首相は2018年4月の就任以来、エリトリアとの関係改善に意欲をみせていた。6月5日の連合与党・エチオピア人民革命民主戦線(EPRDF)理事会で、包括和平合意後の国境委員会による裁定に従うことを定めたアルジェ協定の無条件での履行を表明し、エリトリア側の反応に注目が集まっていた。
こうした中、連合与党の一角をなすティグライ人民解放戦線(TPFL)は6月10~12日に中央委員会を開催、国境問題の解決とエリトリアとの関係改善を原則支持する姿勢を保ちながらも、EPRDF理事会に広範な議論と連合与党内の手続きに沿った合意形成、注意深い実施を求める決議を採択した。6月18日、国会答弁に立ったアビィ首相は、アルジェ協定を当時の国会でも承認されたものとし、これまでできていなかった履行の努力をするものだと説明した。
イサイアス大統領も和平に前向き
エリトリアのイサイアス大統領は、エチオピアへの視察団派遣を表明するに当たり、持続的な未来に向けた行動計画策定の用意があることも示唆した。
なお、使節団は26日、首都アディスアベバを訪問する。
(関隆夫)
(エチオピア、エリトリア)
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