料理宅配の「ウーバーイーツ」始まる

配車サービス大手の米国ウーバー・テクノロジーズは5月17日、料理宅配サービス「ウーバーイーツ（UberEats）」をルーマニアの首都ブカレストで開始した。同社のアプリおよびウェブサイトによれば、利用客からの注文は提携するレストランと配達員に送られ、40分以内という比較的短時間で配達されるという。ウーバー・テクノロジーズにとって、ブカレストでは2015年2月の配車サービス導入、2018年2月末の電気自動車（EV）のみを利用した配車サービス「ウーバーグリーン」の導入に続く、新サービスとなる。

現在、サービスを提供しているのはブカレストの中心地域に限られるが、今後拡大される見込み。提携先レストランは既に100店舗以上に上る。サービス提供時間は毎日午前10時半から午後10時までで、配達手数料は注文した料理に関係なく一律7.5レイ（約210円、レイは通貨単位レウの複数形、1レウ＝約28円）。

ウーバーイーツの特徴としては、自宅に限らずオフィスや公園など受け取りに任意の場所を指定できること、配達状況をリアルタイムで確認できることが挙げられる。利用者の注文履歴、位置情報などを基に、ニーズに合わせたメニューを提案する機能もあり、1週間先までの注文予約も可能。利用者は、サービス利用後に配達員とレストランに対する評価を行う。

（ミンドル・ユニアナ）