世界最大級フィンテック・フェスティバル、2018年は11月に開催

(シンガポール)

シンガポール発

2018年05月11日

シンガポール通貨金融庁(MAS)は5月2日、フィンテックの大型イベント「シンガポール・フィンテック・フェスティバル」を11月12~16日に開催すると発表した。

MASによると、2018年はシンガポールがASEAN議長国であることを受け、ASEANがフォーカスされる。MASは金融センターであるシンガポールの競争力強化の一環としてフィンテックを積極的に振興し、同フェスティバルを2016年から毎年開催している。

フェスティバルでは、展示会や国際会議、有望なフィンテック企業への表彰などが行われるほか、国内のフィンテック関連のイノベーション施設などが公開される。2017年の第2回フェスティバルの参加者は約100カ国から3万人以上と、本イベントは世界最大級のフィンテック関連のイベントとされる。

2018年のフェスティバルでは、11月14日に、フィンテックに限定せずヘルスケアや食品など幅広い分野において次世代の技術を持つASEAN域内のスタートアップと、有望な投資家をマッチングする「マッチ(Match)」を初めて開催する。同イベントでは域内の投資家や創業者によるプレゼンなども計画されている。また、有望なフィンテック企業を表彰する「フィンテック賞(フィンテック・アワード)」においては2018年、ASEAN域内各国で最大5社のフィンテック企業を選抜し、シンガポールに招待する。

MASは2018年のフェスティバルについて、前年を上回る開催規模と来訪者を見込んでいる。フェスティバルの詳細はウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを参照。

(本田智津絵)

(シンガポール)

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