2016年末の対外直接投資残高は1.4%増に鈍化

(カナダ)

トロント発

2017年06月09日

カナダ統計局は4月25日、2016年末時点の対外・対内直接投資残高を発表した。対外直接投資はカナダ・ドル(Cドル)の回復を受けて、前年比1.4%増の1兆496億Cドル(86兆672億円、1Cドル=約82円)と2011年以来最も緩やかな伸びとなった。米国、英国に加えて軽租税国が中心で、分野は金融・保険が4割弱を占めた。一方、対内直接投資は4.7%増の8,257億Cドルだった。5割弱を米国が占め、分野は製造とエネルギー分野の合計で約5割を占めた。

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