欧州委、今後3年間で総額3,150億ユーロの投資計画を発表

欧州委員会は11月26日、EUの景気回復策として、今後3年間で総額3,150億ユーロに及ぶ追加投資計画を発表した。EUの予算や基金で捻出する160億ユーロと欧州投資銀行（EIB）から拠出する50億ユーロの計210億ユーロを元手に、EIBが市場で資金を集め、630億ユーロに増強した上で、民間投資を呼び込み、さらに5倍に増やす計画。その実効性を疑問視する声がある一方で、財政負担をこれ以上増やせない中で最初の一歩を踏み出したとことを前向きに捉えて支持する意見も多い。