財政再建に一層注力、財政赤字のGDP比を3.0％に−2015年予算案−

ナジブ首相兼財務相は10月10日に2015年（1〜12月）予算案を発表した。2014年予算よりもさらに財政再建を意識した内容で、日本の消費税に当たる物品・サービス税（GST）導入に加えて補助金の合理化にも言及した。一連の措置により、GDPに対する財政赤字の比率を3.0％に低下させるとしている。法人減税や自動化設備へのインセンティブ導入など進出日系企業が歓迎する政策もあるが、雇用法が労働者寄りに改正されることが予想されるなど、労務面で負担が増える可能性も出てきた。