米主要港、8月の小売業者向け輸入コンテナ量は前月比0.4%増、出荷ピーク終幕へ

(米国)

ニューヨーク発

2026年10月14日

全米小売業協会(NRF)と物流コンサルタント会社のハケット・アソシエイツが発表した「グローバル・ポート・トラッカー報告外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」(10月8日)によると、8月の米国の主要輸入港(注1)の小売業者向け輸入コンテナ取扱量は、前月比0.4%増、前年同月比0.7%減の230万TEU(1TEUは20フィートコンテナ換算、添付資料図参照)となった(注2)。

同報告によると、主要輸入港の取扱量は、夏場まで続いた高水準な数値から減速し始めており、長期化していた2026年の出荷ピークは終わりつつある。NRFのジョナサン・ゴールド副会長(サプライチェーン・関税政策担当)は、「今年のピークは早期に始まり、夏から初秋まで長期化した。月ごとの(取扱量の)差は、四捨五入による誤差程度にすぎないことも多かった」と指摘した。また、大半のホリデーシーズン向け商品は既に到着しており、年末までは直前の在庫補充と2027年初頭に向けた準備が中心になるとの見方を示した。ハケット・アソシエイツの創設者ベン・ハケット氏は、主要経済指標は前月比でおおむね横ばいか、わずかに悪化しているものの、インフレが進む中でも個人消費は引き続き堅調だと分析した。

NRFによると、2026年上半期の累計取扱量は1,270万TEUで、前年同期比1.1%増だった。今後については、9月は前年同月比8.2%増の228万TEU、10月は同8.5%増の225万TEU、11月は同1.0%減の200万TEU、12月は同0.6%増の202万TEUと予測している。これにより、2026年通年の取扱量は、前年比1.4%増の2,580万TEUとなる見込みだ。なお、2027年1月は前年同月比1.9%減の207万TEU、2月は同1.0%増の192万TEUと見込んでいる。

(注1)米国の主要輸入港は、西海岸のロサンゼルス/ロングビーチ、オークランド、シアトル、タコマ、東海岸のニューヨーク/ニュージャージー、バージニア、チャールストン、サバンナ、エバーグレーズ、マイアミ、ジャクソンビル、メキシコ湾岸のヒューストンの各港を指す。

(注2)発表された取扱量と前年同月比は、端数処理の関係で計算が一致しない場合がある。

(樫葉さくら)

(米国)

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