[RFP] CES 2026 JAPAN Pavilion Booth Design (Japanese only)
Jul 10, 2025
2025年7月10日
日本貿易振興機構(ジェトロ)
サンフランシスコ事務所
「CES2026 JAPANパビリオン」
デザイン・施工設計図面作成・施工管理・運営業務 仕様書
I.基本情報
1.事業全体概要
JETROは、「CES」等海外テックイベントへのスタートアップ企業出展を募り、「JAPANパビリオン」を設置、出展企業の海外展開を支援する。
2.業務概要・目的
「CES」は、1967年から続く世界最大級のテックトレードショーで、毎年イノベーティブなプロダクトやサービスが発表される注目度の高いイベントである。近年はスタートアップエリア「Eureka Park」が来場者からの注目を集めており、各国政府は、自国スタートアップのグローバル展開支援の場としてパビリオンを活用しブランディングを行っている。
本業務では、「CES 2026」において、「JAPANパビリオン」がより一層の注目度、メディアカバレッジを獲得するためのパビリオンデザインを提案し、施工設計図面作成・施工・施工管理・輸送管理・運営業務を行うことを目的とする。
3.CES2026概要
会期: |
2026 年1月6日(火)~1月9日(金) |
開催地: |
米国・ラスベガス |
会場: |
Las Vegas Convention and World Trade Center (LVCC) Venetian Expo, ARIA, etc. |
主催: |
CTA(Consumer Technology Association) |
URL |
4.JAPANパビリオン概要
主催 |
ジェトロ |
出展者数 |
Eureka Park:32社程度 |
位置/規模 |
Venetian Expo, Level 1, Hall G Eureka Park Booth #62801 3150sqft(70 x 45ft)
※次ページフロアプラン参照・赤網掛け部分が該当箇所
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II. 委託業務内容
1. 連絡・調整業務
① JAPANパビリオンのデザイン・施工設計図面作成・施工・施工管理・輸送管理・運営及びそれに付帯する業務に関し、ジェトロ、出展企業、主催者(CTA)、各種主催者指定業者、輸送業者、その他関係者との連絡・調整を行う。また、主催者が作成する出展マニュアル等を踏まえ、主催者等に提出が必要となる書類(許可申請等)を作成し、期日内に提出する。(別添①参照)
② 出展者より個別の要請(基本備品以外の備品の設置等)があった場合には、原則、ジェトロに相談の上で、事前の見積額の提示や所要費用の徴収等含め個別に対応する。
③ 常時、日本語・英語対応可能なプロジェクト総責任者を1名配置する。
④ スケジュールを勘案しつつ、仕様通り施工できるよう事前に連絡・調整を行い、また、会場では適切に関係者を監督・管理すること。業務報告を面談及び書面にて行う。
⑤ 企業情報・フライヤー・動画等の収集の際、企業およびジェトロとの連絡業務を行う。原則、出展企業全社との個社MTGの実施すること。また、説明会や決起会など事前イベントにも参加すること。
⑥ 会期終了後に、業務報告を面談および書面にて行う。
2. デザイン業務(⑤、⑥は作成業務含む)
① 先端技術のテックイベントであるCESの特性に鑑み、トレンドの潮流に沿ったデザインとすること。また、目的・ブランドに最適化されたビジュアル戦略設計、音響・映像・演出を一体化したトータルディレクションを心がけること。
② CES2026 Japanパビリオン出展募集要項(別添⑤)を参考にし、本取り組みの主旨を理解した上でデザインすること。CES2026の本パビリオン出展では、Innovation Award受賞企業を全面に打ち出し、それらのスタートアップにふさわしい空間を具現化すること。また、出展社の産業分野などの統制がとれた構成とする。
③ パビリオン面積内に含まれる大きな柱(4本を想定)はデザインの際に考慮すること。
④ PR用配布物制作
1)パンフレット:デジタル版 および 配布用冊子
出展情報を載せた企業ごとのe-フライヤー(および同QRコード)、全社情報を載せたJ-Startup/JAPANパビリオンe-Directoryおよび配布用冊子、パビリオン内の地図、イベント案内等をデザインすること。
※来場者配布用印刷物は2,000部作成すること。
2)集客用ノベルティ
JETRO監修のもと、PR用ノベルティの制作。(例:ロゴ入りバッグ、ペン、マグカップなど)
3)事前告知用ニュースレター
メディアおよび関係者に配布用のニュースレター用素材(ウェブバナーおよびパーツ制作)
4)プレスリリース用素材(プレスが興味をひくイメージやパース等をデザイン)
⑤ 出展社情報(各社1〜2スライド)を連続掲載する動画のデザイン及び制作(モーショングラフィックス、アニメーション、オーバーレイを駆使した高品質映像/音源含む)。
作成した動画は会期中のステージ上大型ビデオウォールディスプレイで上映する。
⑥ 出展企業のインタビューおよびPR動画の作成 (各社3分程度)
会期中に現場にて撮影、編集を完了させ、作成した動画は会期中のステージ上大型ビデオウォールディスプレイで上映、およびSNSでの発信に利用する(モーショングラフィックス、アニメーション、オーバーレイを駆使した高品質映像/音源含む)。基本的には英語でのインタビューの受け答えとし、日本語と英語が堪能なインタビュアーも確保すること。
⑦ イベント時に必要なスライド・静止画・動画(モーショングラフィックス、アニメーション、オーバーレイを駆使した高品質映像。開幕用アタック動画、登壇者イントロ動画、表彰演出動画などの演出要素を網羅/音源含む)のデザイン及び制作。
3. 展示・装飾に係る設計・作成業務
以下の構成、仕様、必要備品、および作成したJAPANパビリオンのデザインに基づき、施工設計図面(設計図、パビリオン・各社展示イメージ図、集客に資するエリア・工夫、備品の選定含む)を作成する。
<パビリオン構成要素詳細①~⑨>
① 各社展示スペース(#62801@Eureka 32社前後)
パビリオンのデザイン構成は、個社ごとのスタンド設置ではなく、数社を集合体として展示するデザイン・レイアウトとし、パビリオン内の人流を考慮した構成とする。ただし、各社の設備・サイズ・デザインは原則標準化すること。
※出展社決定後にジェトロと相談の上、各社の展示計画によって適宜変更対応の可能性あり。
各社(32社)の展示スペースは以下の構成を含めデザインする。
● 展示スペース(下部に鍵付き収納スペースを含む)
● 社名掲示板(企業名、展示物キーワード、Awardロゴ(対象企業のみ)を掲載)必要に応じて照明の取り付けも検討
● モニター(30インチ前後)
● 椅子2脚
● 電源(4口=1000W)
※追加電力を要する参加企業対応業務含む(出展者より個別の要請、基本電力を超えるリクエスト等があった場合には、原則、JETROに相談の上で事前の見積額の提示や追加費用の徴収・支払い、主催者との連絡・調整等含め各出展者に個別に対応する。10社程度を想定)
※その他施工側で必要な電源がある場合は別途確保する
● モニター投影用のUSB
※企業からの投影動画の収集及びUSBへの取り込み、会期中の投影確認・投影できないフォーマットの動画を投影できるようにする等の動画編集・調整など含む
● 各社スペース内にQRコードを設置し、パビリオンデザインと親和性のある統一されたフォーマットにて企業概要やプロダクト説明などを表示できるようにする。
② バックヤード(JETRO用)
● 壁で囲まれたスペースに鍵付きの扉をつける。
● 収納棚(JETRO職員用・備品収納用)
● 椅子 8脚
● テーブル 3台
● 電源4口(1000W)×2箇所=8口(2000W)
● 棚 8台
③ 上部パビリオンサイン
● サイン吊り下げ禁止。 四方からの視認性を考慮した上部「JAPAN」パビリオンサイン
④ 床
● カーペット(パッド付)
⑤ 集客に資するエリア兼JETRO受付(イベント・共有コミュニケーションスペース/受付)
本エリアはパビリオン全体のEye Catchとなるエリアであり、パビリオン全体を盛り上げる集客を導きコミュニケーションを生むスペースかつピッチ等イベントスペースにもなるように設計すること。また、ジェトロの受付機能も兼ね備えること。(イベントエリアとコミュニケーションエリア両方を兼ね備えたエリア)※イベントの用途によってデザイン・備品の選定はジェトロと相談の上、後日最終決定をするため、若干の仕様変更の可能性もある。
● 大型ビデオウォールディスプレイ 1台
● 登壇スペース
● マイク2本、スピーカー、クリッカー(保守・管理含む)
● 来場者用シーティングエリア
● 照明(必要に応じて)
● 電源4口(1000W)×2箇所=8口(2000W)
● JETROロゴの装飾(受付スポット)
※本エリアのサイズ等は上述①各社展示スペースに応じて適宜設定する。
※イベント開催時以外の時間帯はジェトロ受付∔コミュニケーションエリアとして利用できるような可変スペースとすること。
⑥ 集客を導く工夫の提案と調達 ※ジェトロと相談の上最終決定/パフォーマーの招聘やノベルティー、Giveaway等(例:ロゴ入りバッグ、ペン、マグカップ、ドリンク(コーヒー、お茶)など)を想定。
⑦ 告知パネル+同パネルスタンド 各8つ(パビリオン地図やイベント告知など)
⑧ フライヤー設置用マガジンラック 2つ
⑨ 感染症対策としてのサニタイザーとアルコールワイプ(共有エリア用)
⑩ インスタ映えスポット(SNSへの発信を促すフォトスポットまたは体験スポット)
⑪ インターネット環境の整備 ※インターネットがつながりにくい展示会場で、出展全社の同時利用に耐えるネットワーク設計をすること(ポケットWi-FiやSIMカードを携帯に挿してホットスポットにする等の方法以外の優先及びルーターの使用などを求む)。
4.施工・輸送に関する管理業務・パビリオン全体、各社展示スペース及び集客に資するスペース管理・運営業務
① 施工設計図面、パビリオン構成要素詳細に基づき、資材・物品等の調達・手配や施工に関する指示・助言、検査・検収など、パビリオン全体の施工・施工管理を行う。
② 会場において施工開始から会期終了日まで、施工に関する問い合わせ等の出展社対応を行う
(原則施工開始から会期終了日まで会場に上述II-1₋③責任者(1名)と施工担当者(最低1名)が常勤し、企業への対応をすること。日本語と英語で対応。
③ 会場において出展社準備日(会期開始前日を予定)から会期終了日まで、パビリオン全体及び各社出展スペース管理・運営を行う。(日本語と英語で対応が可能な人員、運営担当を最低2名以上確保のこと)。運営担当は来場客を的確な出展者へつなぐ役割を主とするため、出展企業への理解を求める。
④ 会期前に「JAPANパビリオン」が設計図通りに設営されているか、出展者の追加発注分を含む全ての備品が配置されているか確認し、JETROに報告する。
⑤ 日本から展示品の輸送がある出展各社への輸送支援。具体的には出展者、輸送業者との連絡調整、会場での輸送品の受け渡しを含む輸送品管理業務全般。(10社程度を想定・応相談)
⑥ 上述II-3-①記載の通り、追加電力を要する参加企業対応業務。(10社程度想定)
5.イベントの準備・管理・運営業務
① イベントに特化したプロジェクトマネージャー(日本語・英語両言語対応可能)を配置し、イベントの準備・管理・統括を行い、JETROと連携し各プレゼンターとの資料収集に関するコミュニケーションを行う(プレゼンターのリクルートや彼らとの条件・スケジュール調整に関するコミュニケーションを除く)。
② 上述II-3₋⑤イベント準備期間及び開催時、以下の担当者を確保すること。以下とは異なる担当者を確保する場合はその理由を明記すること。
・プロジェクトマネージャー(1名):イベントの総括・管理
・オーディオビジュアル(AV)・ライティングエンジニア(1名以上):オーディオビジュアル・ライティングに関する機材の選定・準備・設置・イベント時のトラブルシューティング・音響照明管理等
・スイッチャーオペレーター(1名):プレゼンターとリハーサルを実施しタイミングを確認、本番中のスライド切替、ビデオ再生、エフェクト・音楽操作等
・グラフィックデザイナー(1名以上):イベント演出全般、アタック映像・イントロ・エンディングのアニメーションデザイン、スライドデザイン、画像編集等
・プログラマー(1名):スイッチングオペレーターと連携し、プレゼンテーションで使用する膨大なプレゼンターからのデータを処理・統合し、イベント中円滑にスライド・動画・静止画等が投影されるよう調整
・ステージマネージャー(1名以上、日本語・英語対応可能):ステージ進行管理、プレゼンターサポート、バックステージ管理、アナウンス、緊急対応等
③ イベント開催時の司会者(バイリンガル)1名を確保すること(会期4日間、各日午前・午後ともに2時間程度を想定、依頼詳細は後日ジェトロと相談の上、決定)。
6. 業務遂行上の留意点
① 主催者の諸規程や関連法令は順守すること。内容に関しては、主催者が提供するハンドブックや主催者ホーム
ページ等で確認すること。
② 主催者からの変更や出展社数の変化などにより、修正の必要が生じた場合は、ジェトロの求めに応じること。
③ 業務の際に数量の増減した場合は、単価に基づく精算とするため、見積書には各単価を記載のこと。
④ 業務遂行上、問題等が生じた場合は速やかにジェトロに報告すること
⑤ 動画等で使用する音源やイメージは、使用著作権がクリアになっていること。作成物に関する一切の著作権はジェトロに帰属すること。
⑥ 感染症拡大に伴い、適切な感染対策に配慮した設営、運営を行うこと。また主催者が提示するガイドラインに従うこと。また、それら変更に対しては、JETROと相談の上、柔軟に対応すること。
⑦ 感染症の状況から万一当該テックイベントが中止または延期となった場合は、中止が決定した時点までに生じた費用についてのみジェトロは支払うものとする。
⑧ Move in -out(別添②③)についてスケジュールを留意の上、施工スケジュールを計画すること。
III. 受託者に求める要件
① 国際的なイベントにおける施工管理実績があること。
② テックイベントにおけるデザイン業界の潮流に精通していること。
③ 事業内容の特色を理解していること。
④ デザインから施工・運営業務まで一貫して受注できること。
⑤ 施工業者はCES開催地のラスベガスまたはロサンゼルス等近郊のエリアに所在していることを想定する。
⑥ ジェトロサンフランシスコ事務所と契約し米国内支払いができる米国法人を有すること。
IV.応札に必要な提出物
① 施工設計図面(設計図、レイアウト、パビリオン・ブース、集客に資するエリア(II-3₋⑤)、工夫(II-3₋⑥⑩)の提案およびイメージ図、備品の選定含む)
② QRコードにて表示する各企業情報フライヤー及び全社記載のe-Directoryのデザインひな形
③ 見積書
④ 業務スケジュール (出展社数の変更がいつまで対応可能かを明記)
V. 選考方法・スケジュール
● 上記委託内容に基づく提出物一式(IV)を2025年7月29日(火)日本時間23:59までにジェトロ サンフランシスコ事務所(ces@jetro.go.jp) にメールで提出。
● 仕様書の内容に関する質問は、別途指定日における面談でもお受けいたしますが、その後はジェトロ スタートアップ課のCES担当まで(ces@jetro.go.jp)メールにてお問い合わせください。
(質問受付は原則、7月22日(火)日本時間正午まで)
質問に関する回答は入札書類受領全社に対しメールにてお送りいたします。
● 見積額は米ドルにて提示。VAT等含めてすべての必要諸費用を含めること。
● 各社から提出された見積書および施工設計図面の双方を審査したうえで、ジェトロ サンフランシスコ事務所及びスタートアップ課にて総合的な観点(デザイン面・技術面・価格面など)から委託業者を選定し、8月上旬を目途に結果通知を行う。
VI. 支払い
● 契約時に前半金50%、役務提供完了後に後半金50%を支払うことを基本とするが、詳細の支払い条件は契約時に双方協議のうえ確定する。
● 契約はサンフランシスコ事務所と米国内法人間で締結し、ドル建てでの支払いとする
● 交通費、通信費が発生する場合はすべて業務委託費に含めるものとし、別途支給はしない
VII. 契約期間
契約締結日から2026年1月30日(金)まで。
以上
〈別添〉
1-1: Booth Planning <PDF> (2534KB)
1-2: venetian_hallg_target_move-in <PDF> (1531KB)
1-3: venetian_hallg_target_move-out <PDF> (1575KB)
1-4: Eureka Park Handbook(CES2025) <PDF> (271KB)
1-5: CES2026 Japanパビリオン募集要項 <PDF> (2263KB)
1-6:(参考/CES2025資料)Exhibit Booth Catering Menu <PDF> (6404KB)
2-1: Application Form(応募用紙) <PDF> (120KB)