日本茶
プロモーション概要
OVERVIEW
2024年度 プロモーション対象国・地域
米国、欧州
実施内容
(1)米国向け施策
すでにある程度認知のある抹茶をコミュニケーションの全面に立て、「日本茶=マインドフルネス・ビバレッジ」というコンセプトをもとに、米国のミレニアル世代及び健康志向が高い層へストーリー性や日本産のUSP(テアニンリッチ)を訴求していきます。消費者自身が積極的に情報を拡散・波及させるために、SNS(Instagram)を中心に情報発信を強化していきます。また、新規需要開拓として業務用の加工用用途(ドリンクやスイーツなど)、飲用用途の展開をして日本産緑茶・抹茶のファンを増やし、消費の拡大を図ります。
(2)欧州向け施策
抹茶を全面に立てたコミュニケーションを展開し健康意識の高い層にオウンドメディアでの発信を強化することで、情緒的ベネフィットや日本産のUSPをダイレクトに訴求することで日本産のイメージを確立していき、更なる認知・消費の拡大を目指します。
プロモーションサイト・SNS
JFOODOでは対象国・地域の消費者に対し、現地言語でプロモーションサイトを制作し情報発信しています。
2023年度に実施したプロモーション
ACTIVITIES IN 2023
米国
-
日本産緑茶・抹茶のベネフィットやUSP(テアニンリッチ)を消費者にダイレクトに訴求するため、飲み方のレシピや生産者のクラフトマンシップを訴求する動画を中心に投稿しました。
また、インフルエンサーを活用することで、健康意識の高い層にも広くアプローチすることができ、合わせて理解促進・情報拡散を図りました。 -
有名レストランNOBUを起点に、日本茶と食事のペアリングメニューの体験セミナーをNY・LAで実施しました。
また、日本茶有償提供化の機運を高めるとともに、KOLを招聘することで消費者への情報拡散も図りました。 - セミナーに参加した店舗を中心に、開発したペアリングメニューを実際に導入した店舗キャンペーンをNY・LAで開催することで喫食機会を提供しました。店舗から日本茶について説明をすることで消費者の認知理解を促すとともに、外食時の新たな選択肢としての気づきを提供しました。
英国
- ミレニアル世代を中心としたウェルネス・健康意識の高まりに着目。”Mindful Moments”をキーコピーに、ライフスタイルの一部としての日本茶を提案し、日本茶のポジティブイメージの確立を目指して各施策を展開しました。既に認知度が高くトレンドに合致する抹茶を起点に他の茶種への横展開を狙いながら、日本茶の認知向上や消費拡大を図りました。
- アートやファッション、美容関係等の会員も多く持つロンドンのシェアオフィス付きクラブにて、日本茶をコラボさせたブレスワークショップを実施し、マインドフルネスの文脈で日本茶の効能を体感していただきました。加えて同オフィスのウェルネスデーには複数支店のバリスタバーで日本産抹茶ラテの試飲を提供することで日本茶への理解を促進し、またコーヒーの代替ドリンクとしての抹茶ラテという新たな提案をしました。
- 抹茶を中心とした日本茶についてのエデュケーションや体験の場としてロンドン中心地に初のポップアップを4日間設置。ティーセレモニーの実施、試飲提供と販売やスタッフからの説明により、一般消費者の日本茶の認知理解を促進すると共に、メディアやKOLを招聘することで情報拡散も促しました。
仏国
- 日本茶の中で認知が高い抹茶を軸に、日本茶種全体のポジティブイメージを確立するため、健康志向のミレニアル層やビジネスパーソンに日本茶の飲用機会を提供し、日本茶の特長・魅力を訴求しました。特に日々の生活の中で日本茶を身近なものとして飲用してもらうべく、”Un jour, un thé vert”(毎日迎える一日に、日本の緑茶を)をキャッチコピーに、日本茶の認知向上や消費拡大を図りました。
- 日本茶への興味関心を高めるべく、フランスのバリスタ大会優勝者に開発してもらったドリンクを、人気のカフェ4店舗で飲用できる機会を持つことで話題性を喚起しました。また、日本茶の飲用・教育機会を幅広く持つため、ターゲットが集まる人気衣料品店や大手シェアオフィスとのコラボで抹茶デモンストレーション及び日本茶の試飲会を実施して、日本茶の理解、飲用意向を高めました。
- 情報発信の基盤として構築した公式ウェブサイト(仏語版)では、日本茶の特長・魅力や開発ドリンクを紹介した他、日本茶が購入・飲用できる店舗情報をわかりやすく掲載して、日本茶の消費増加を促しました。特にカフェ店舗で展開した日本茶の開発ドリンクについては、メディアやインフルエンサーも活用して情報を拡散しました。
2022年度に実施したプロモーション
ACTIVITIES IN 2022
EC向け施策(米国)
- 「Find your TRUE」というコミュニケーションコンセプトのもと、5つのテーマ構成で日本茶への興味喚起・理解促進を図りました。今年度はオウンドメディアの強化を図るべく、新たにターゲット層からの支持の高い著名ソムリエ等を起用し、お茶以外の視点からお茶を語る動画を制作。また、生産者記事の拡充や掲載商品の充実化、外食店施策で実施したセミナー動画やペアリング動画を新たに掲載し、日本茶がもたらすベネフィットであるCalm&Focusの理解共感を深めるよう設計しました。
- 参加事業者の商品を取扱うECサイトへの送客、またプロモーションサイトから各種コンテンツに触れ興味関心、購入意向を高めたターゲットをECサイトへ送客することで、米国内における販売拡大を目指しました。あわせてInstagram公式アカウントから日本茶に関するTipsや関連情報の定期的な投稿を行うことで、プロモーションサイトへの効果的な誘引を図りました。
- 日本茶がもたらす「Calm&Focus(安らぎと集中)」の紐解きを行い、日本茶を飲むことで得られるベネフィットを伝える体感セミナーを開催。自宅で気軽に実践できるお茶の淹れ方、HotとColdのお茶飲み比べ、抹茶のお点前デモンストレーションなど、各種体験を通じて日本茶の認知を拡大し日常的な試飲実践までに繋げることを目指しました。
外食向け施策(米国)
- ニューヨーク市とロサンゼルスの現地飲食店に影響力のある高級和食店を情報発信拠点とし、高級和食店のオーナーやシェフ・スタッフを対象に、お茶と料理のペアリングメニューと共に、日本茶の有償提供のベネフィットを経営目線とシェフ目線で伝えるセミナーを実施し日本茶の有償化拡大に向け機運を高めました。
- アメリカのレストラン業界関連読者に対して、日本茶を新たに取り入れることにより得られるビジネスチャンスや、日本茶取扱いによる経済的ベネフィットなどに関する情報を発信しました。
欧州向け施策
- 今回が初のプロモーション実施となる欧州では、外国食文化に興味関心の高いコアな層を抱える「Michelin」を媒体に選定し、星付きレストランのシェフやソムリエ視点で日本茶と食を語るタイアップ記事を制作。SNSを起点に発信し日本茶の認知・興味関心を高め、理解促進を図りました。
2021年度に実施したプロモーション
ACTIVITIES IN 2021
EC向け施策(米国)
- 新規ユーザーの「自分に何が合うかわからない、商品が多すぎて選べない。」という課題に対して、その人に合う日本茶をお薦めする診断コンテンツをプロモーションサイトに追加。自分に合った日本茶を提案し、購買へ誘導しました。
- 商品の背景に深い関心を示すターゲット特性を踏まえ、生産者にフォーカスした紹介コンテンツを追加。日本茶の伝統的な生産方法や茶農家・茶商のこだわりを通じて、日本文化、日本茶の品質、信頼性、技術力などを紹介しました。
- マインドフルネスなライフスタイルを送るインフルエンサーであるダニエラ・モネ氏を起用。日本茶のファンであるダニエラ氏より、日本茶の飲用スタイルや日本茶の茶種ごとの特長をダニエラ氏のインスタグラムのストーリーズ動画やフィード投稿を通して紹介しました。
外食向け施策(米国)
- 高級和食店および関連卸売業者に対し、日本茶の販売メリットの認知向上・理解促進を図るため、日本茶を全米に供給する事業者「kettl」と、日本茶を有償提供するレストラン「Torien」のソムリエを登壇者に招き、日本茶セミナーを実施しました。
- 日本茶事業者のサポートとして、商談イベントを実施。日本茶事業者計16社と現地卸売事業者との商談成立に向けた支援を実施し、取扱い拡大に向けての素地を作りました。
2020年度に実施したプロモーション
ACTIVITIES IN 2020
- 片づけコンサルタントとして米国で人気の近藤麻理恵さん(通称:こんまりさん)をインフルエンサーに起用し、日本茶の認知促進と興味喚起を図りました。
- 国内の様々な茶農家・茶商に焦点を当てて、日本茶にかける想いやストーリー、匠の技術を記事化して定期的に発信し、商品のバックグラウンドへの関心が高いミレニアル世代(ターゲット)の日本茶への興味関心を喚起しました。
- インスタグラムのアカウントを開設し、フォロワーの反応を見ながら工夫して情報発信をすることでプロモ―ションサイトやECサイトに誘導して、商品購入に繋げました。
2019年度に実施したプロモーション
ACTIVITIES IN 2019
- 「ミレニアル層×頭脳労働者」をターゲットに、「日本茶=マインドフルネス・ビバレッジ」を訴求し、日本茶の認知促進と興味喚起を図る動画を制作・配信しました。
- 北米のIT企業オフィス・ヨガスタジオにて、消費者イベントを実施し、日本茶を飲むことで手軽にマインドフルネスになれることを実感してもらいました。
- ニューヨークでメディアイベント“Tea in the Moment with Sophia Amoruso”を開催。起業家であるSophia Amoruso氏をスポークスパーソンとして迎え、日本茶がもたらすマインドフルネス効果を紹介、出席者に試飲の機会を提供しました。
2018年度に実施したプロモーション
ACTIVITIES IN 2018
- 現地ミレニアル世代の興味・関心を喚起するために、人気のインフルエンサーを起用して、日本茶の魅力を伝える動画を制作・配信をしました。
- 米国発祥の世界最大級のウェルネスイベントにおいて、「日本茶=マインドフルネスビバレッジ」を伝える展示ブース、茶道体験イベントを実施し、購入意向を高めました。
- 現地消費者の関心が高い日本茶のマインドフルネスに関する効能データを、外部調査機関と共同で測定し、リサーチ結果を各種メディアを通じて発信しました。
2017年度に実施したプロモーション
ACTIVITIES IN 2017
- 複数のメディア (facebook, Google, Amazon)を通してインパクトのあるアニメーション動画を制作・広告配信を実施しました。
- 日本茶の新たな魅力を伝えるプロモーションサイトを開設し、消費者に対して「日本茶=マインドフルネスビバレッジ」の理解を促進させました。
- 参加企業のAmazon内の対象製品をまとめて掲載するAmazon内日本茶特集ページを制作し、消費者がどこで日本茶を買えばよいのかわかりやすくし、購入意向を高める活動を実施しました。
プロモーション報告
REPORTS
- 2018年度のプロモーション報告(米国) (1.7MB)
- 2019年度のプロモーション報告(北米) (4.9MB)
- 2020年度のプロモーション報告(米国) (1.5MB)
- 2021年度のプロモーション報告(米国) (3.3MB)
- 2022年度のプロモーション報告(米国) (3.9MB)
- 2023年度のプロモーション報告(米国) (1.2MB)
- 2023年度のプロモーション報告(欧州) (2MB)
動画コンテンツ
MOVIE
過去のプロモーションで作成した動画をご覧いただけます。