杭州アウトドア展ジャパンブースで釣り具を展示

(中国)

上海発

2024年04月05日

ジェトロは3月22~24日に杭州市の杭州国際博覧中心で開催された「CLE2024中国(杭州)アウトドア・キャンプ生活展」に、キャンプ用品や釣り具、機能性アパレル分野の日本企業18社を取りまとめ、ジャパンブースを設置した。参加企業は全てジェトロのChina Japan Street事業に登録のある企業だ(注1)。

同展示会の杭州展の開催は今回で2回目。主催者発表によると、今回の展示面積は3万平方メートル、中国内外のキャンプ道具、アウトドア調理器具、アウトドアアパレルなど約300以上の出展者が集まった。来場者数は専門バイヤー、KOL(注2)らを含む5万5,000人だった。

今回、釣り具用品の企業への支援はジェトロ上海事務所では初めての試みで、釣りとキャンプをより身近に感じることをコンセプトに、キャンプ用品を扱う14社の企業のほかにリール、釣り竿(ざお)、釣り針などを扱う4社の企業が商品を展示した。近年、中国では若年層を中心にルアー釣りが流行しており、釣り人口は2022年の調査で約1億2,000万人といわれている(注3)。釣り具エリアの来場者は絶えなく、アウトドアの提案型ブースを楽しむ来場者が多かった。

写真 展示会の様子(ジェトロ撮影)

展示会の様子(ジェトロ撮影)

出展企業からは「バイヤーとのやり取りを通じて、新規市場展開の足がかりとすることができた」「展示会に合わせて来たことで、中国アウトドア市場の熱気を直接感じることができて、今後の事業に大いに参考になった」との声があった。また、バイヤーからは「日本のアウトドアのブランドがキャンプから釣りに至るまで一挙に見ることができて、商談効率がとても高かった」との意見も寄せられた。

(注1)ジェトロのWeChat公式アカウント(微信公衆号)でも詳細を発信している。詳細はこちら外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを参照。

(注2)「Key Opinion Leader」の略称で、特に中国の消費者の購買意思決定に強い影響力を与える専門性を持ったインフルエンサーを指す。

(注3)中国の釣り市場については、ジェトロ調査レポート「中国釣り市場レポートPDFファイル(1.6MB)」に詳しい。

(曲馨格)

(中国)

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