中国がスイス、アイルランド、ハンガリー、オーストリアなど6カ国にビザ免除拡大

(中国、スイス、アイルランド、ハンガリー、オーストリア、ベルギー、ルクセンブルク)

北京発

2024年03月08日

中国外交部は3月7日、スイス、アイルランド、ハンガリー、オーストリア、ベルギー、ルクセンブルクの6カ国に対して、ビザ免除措置を適用すると発表した。期間は3月14日から11月30日まで。一般旅券所持者がビジネス、観光、親族・友人訪問などを目的とする場合、15日以内の滞在はビザを免除する。

中国は日本、シンガポール、ブルネイの3カ国を対象に、滞在期間15日以内のビザ免除措置を実施していたが、2020年の新型コロナウイルス感染拡大以降はこの措置を停止した。そのうち、シンガポールとブルネイに対しては、2023年7月26日から同措置を再開している(2023年7月27日記事参照)。また、フランス、ドイツ、イタリアなど6カ国が2023年12月1日からビザ免除措置の対象となっている(2023年11月29日記事参照

在中国日系企業などで構成する中国日本商会は「中国経済と日本企業2023年白書外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」などでビザ免除措置の再開を要望している。

3月5日開幕の第14期全国人民代表大会(全人代)第2回会議の李強首相による政府活動報告で、就労・留学・観光目的の外国人入国の利便性を向上するとしている(2024年3月6日記事参照)。

(河野円洋)

(中国、スイス、アイルランド、ハンガリー、オーストリア、ベルギー、ルクセンブルク)

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