クオリティー・オブ・ライフ・ランキング、マニラが世界206都市の最下位から3番目

(フィリピン)

マニラ発

2019年10月21日

クオリティー・オブ・ライフ(QOL)に関する世界的データベース「Quality of Life Index 2019」(NUMBEO社発表)によると、世界206都市中でマニラ市が最下位から3番目の204位になったことが分かった。なお、対象はマニラ首都圏の行政都市の1つのマニラ市であり、マカティ市などを含むマニラ首都圏全体を評価したものではない。

世界206都市でQOLが高いとされたのは、1位から順に、オーストラリアのキャンベラ(QOL指数224.83)、米国のノースカロライナ州ローリー(222.73)、オーストラリアのアデレード(208.06)、米国のウィスコンシン州マディソン(206.03)、ニュージーランドのウェリントン(205.81)、スイスのチューリヒ(204.86)、オーストラリアのブリスベン(204.47)、オランダのアイントホーフェン(202.01)、米国のテキサス州オースティン(200.00)、米国のテキサス州ダラス(197.24)となった(表参照)。

一方で、QOLが低いとされた都市は、最下位の206位から順に、ベネズエラのカラカス(0.00)、ナイジェリアのラゴス(54.13)、フィリピンのマニラ(61.20)、イランのテヘラン(61.76)、バングラデシュのダッカ(63.57)、中国の北京(67.23)、インドのムンバイ(70.21)、ベトナムのホーチミン(71.87)、インドネシアのジャカルタ(73.13)、ブラジルのリオデジャネイロ(77.29)だった(表参照)。

QOL指数は生活費や環境汚染、ヘルスケア、治安、交通渋滞、気候などの観点で生活の質を評価し、順位付けしたもの。東京は62位でQOL指数は169.65だった。

表 世界のクオリティー・オブ・ライフ(QOL)ランキング

(坂田和仁)

(フィリピン)

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