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【イベントレポート】Innovation Leaders Summit
イノベーションの加速を促す日本

2025年01月09日

アジア最大級のオープンイノベーションイベント

「Innovation Leaders Summit(ILS)」は、経済産業省(METI)の後援のもと2014年に発足したアジア最大級のオープンイノベーションマッチングイベントです。独自の「パワーマッチング」プログラムでよく知られており、大手の日本企業と革新的なスタートアップをマッチングすることで新技術の創出を促進しています。

2024年12月2日から5日に開催された第12回ILSでは、引き続きAI、ロボティクス、脱炭素化といった分野の各国のスタートアップを支援し、最先端技術を展示するとともに、オープンイノベーションが加速し、日本のスタートアップ市場の好条件が活かされました。20カ国から777社のスタートアップ、113社の日本の大手企業やベンチャーキャピタルが参加し、約3,500件の商談が実現しました。

スタートアップによるピッチセッションも開催

コラボレーションやイノベーションを加速する交流会

日本のスタートアップエコシステム独自の魅力とは

同イベントに出資し、イタリアのスタートアップ15社の参加を後押しした駐日イタリア大使館の貿易促進部長であるGianpaolo Bruno氏は、日本独自の強みとして、革新的なソリューションを大規模に実現する能力、強力な製造基盤、イノベーション開発に向けた非常に効果的かつ効率的な政府支援を挙げ、次のように話しています。

「これらすべての要素が、日本を世界で最も先進的な国の一つにしています。日本市場は、AI、ロボティクス、脱炭素化ソリューションなどの最先端技術を取り入れる積極性があることも、スタートアップにとって非常に魅力的です。」

「さらに、特に持続可能性やデジタル化といった戦略的分野において、スタートアップとの協業に積極的な大企業のエコシステムが日本にはあります。これにより、専門分野を持つイタリアのスタートアップにとって成長に適した環境が形成され、先進的な技術ソリューションの共同開発や導入に意欲的なパートナーを見つけることができます。日本の例は、イノベーション開発に対する公的支援のベンチマークといえるでしょう。」

Gianpaolo Bruno氏(イタリア大使館貿易促進部長)

持続可能な社会の実現に向けた研究開発を担う国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のスタートアップ支援部で主任を務める小林直樹氏は、政府およびNEDOのような組織による支援が、日本のスタートアップエコシステムを成長させながら、いかにイノベーションを後押ししているかについて次のように語っています。

「NEDOは日本最大のファンディングエージェンシー(資金配分機関)の一つです。1,000億円のディープテック・スタートアップ支援基金を通じて、スタートアップを支援するとともにネットワーキングの促進や事業会社とのマッチング等を行い、幅広い技術分野の成長を支えています。当機構の目標は、企業とその市場を成長させ、社会課題を解決し、日本の競争力を強化することです。」

小林直樹氏(NEDOスタートアップ支援部主任)

日本のスタートアップエコシステムが成長するにつれ、外国企業にとっての機会や支援も増えていきます。ジェトロもまた、外国企業の拠点設立や日本企業との協業連携を支援しています。 この機会にジェトロにご連絡いただき、情報、人脈形成、機会などの面でどのような支援が得られるかご確認ください。

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