2025年3月
【イベントレポート】GX経営WEEKおよびSMART ENERGY WEEK日本のエネルギー市場のビジネス展望
2024年10月31日

GX経営WEEKおよびSMART ENERGY WEEK
日本の「グリーン成長戦略」がもたらすチャンス
10月2日から4日にかけて、日本最大のグリーントランスフォーメーション(GX)イベントが千葉県幕張メッセで開催されました。3日間にわたり、浮体式洋上風力発電の最新情報に関する専門家の講演をはじめとする、さまざまなセミナーやデモンストレーションが実施され、活発な交流や商談が行われました。
日本は2020年に「グリーン成長戦略」を立ち上げ、2050年までにカーボンニュートラルを目指しています。この戦略では、官民連携および国際協力を重視し、洋上風力、水素、次世代熱エネルギーなどのエネルギー分野をはじめ、14の重点成長分野を定めています。
外国企業3社が日本のエネルギー市場の可能性について見解を語りました。

多数の来場者と展示ブースでにぎわいを見せる会場

多数の来場者と展示ブースでにぎわいを見せる会場
日本市場の強み:先進技術、イノベーション文化、政府のサポート
電力工学ソフトウェア開発企業Eatonの地域営業マネージャー、Sebastien Dufrene氏は、「技術の進歩は日本市場で常に非常に重要で、技術提携に対する日本のオープンな姿勢は外国企業にチャンスをもたらします」と話し、「日本にはローカルなソリューションがありますが、他国の経験を取り入れるために外国の技術にもオープンです」と説明しました。
Sentech Engのアシスタントマネージャー、Jun Chong Bin氏は、「当社は水素ソリューションにおける日本の先進性から学ぶことを目指しています」と語りました。「日本の水素関連技術は他国と比べて進んでいます。このイベントには、当社製品への気づきと導きを得るために参加しました」と同氏は続けました。
外国企業によると、日本政府が再生可能エネルギーで主導的な役割を果たしていることも日本市場の大きな魅力となっているようです。
Dufrene氏は、「日本のGX成長はEatonのような企業にとってビジネスチャンスになります」と語り、「日本政府は、このトレンドに乗って大規模な投資を行っていて、再生可能エネルギーに対する新たに設定された発電量を目指し、クリーンエネルギー目標の達成を進めています。このことは当社にとって非常に魅力的です」と述べました。
GS Entecの副社長David Cho氏とマーケティングディレクターのJamie Shin氏も同意見で、「日本の洋上風力発電市場は、政府が洋上風力の導入を促進している点が他のアジア市場とは異なります」と話しました。「日本政府と協力する場合、ガイドラインが明確です。予測可能で、それは公的な事業では非常に重要なことです。大規模な資金が投入されており、当社にとって非常に魅力的です」と両氏は語りました。

Eaton地域営業マネージャーのSebastien Dufrene氏

Sentech Engアシスタント マネージャーのJun Chong Bin氏

GS Entec副社長のDavid Cho氏とマーケティングディレクターのJamie Shin氏
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