更新情報エッジ AIのソフトウェアを開発する台湾のGorilla Technology Groupが東京に日本法人を設立
2020年08月04日
Gorilla Technology Groupは、人物・顔認識や行動分析、車両検出・認識、ビジネスインテリジェンス分野向けに、AIを活用したビデオ解析ソリューションを開発する台湾企業。40種以上のAIアルゴリズムでカメラ解析を行うアプリケーションを開発し、監視カメラ、ATM、自動販売機などエッジデバイスに導入可能なAIコンピュータービジョンソリューションを提供している。2001年に設立され、現在世界11ヵ所に拠点を構える。
代表製品のIVAR™ (インテリジェントビデオ解析レコーダー)は、Intelの「OpenVINO™」(注1)と統合された世界初のIVA (インテリジェントビデオ解析)セキュリティーソフトウェアパートナーとして認定されている。このパートナーシップにより、同社のエッジ端末はGPU(3Dグラフィックスなどの画像描写を行う際に必要な計算処理を行う半導体チップ)を利用せずに従来の1.5倍のリアルタイムビデオ像解析を、同一のハードウェア上でより多くできることから、ユーザー企業のデプロイコスト(注2)を大きく削減することができる。

同社は2018年12月、Dラウンドの投資としてSBIインベストメント株式会社から1,500万ドルの出資を獲得、2019年5月にはアステリア株式会社と日本国内でのAI 技術の普及に向けて戦略的業務提携を締結し、日本市場への展開を本格化した。営業や技術サポートなどを行うことを目的に、2020年1月東京にGorilla Technology Japan株式会社を設立した。
同社の日本拠点設立に際し、ジェトロ対日投資・ビジネスサポートセンター(IBSC)は、市場情報提供、ビジネスパートナー探し/ビジネスマッチング、サービスプロバイダの紹介・面談アレンジ(特許事務所、銀行、PR会社)、コンサルテーション(登記)を行った。
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(注1)
OpenVINO™:コンピュータービジョンアプリケーション向けのソフトウェアライブラリのツールキット。画像処理や深層学習を使用した画像認識が簡単にできる。
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(注2)
デプロイとは、特定のアプリケーションやサービスを本番環境に配置すること。



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