広東省珠海市、マカオからの入境者に24時間以内のPCR陰性証明を要求

(中国)

広州発

2022年06月21日

中国・広東省珠海市政府は6月19日、マカオでの新型コロナウイルス感染拡大を受け、同日午前9時から、珠海~マカオ間の出入境審査場(横琴を含む)を通じて珠海からマカオへ出境する人員に対し48時間以内のPCR検査結果の陰性証明を、マカオから珠海へ入境する人員に対し24時間内のPCR検査結果の陰性証明を要求すると発表した。

また、6月15日以降にマカオから入境した全ての人員に対し、所属する社区、企業、宿泊ホテルに報告することを求め、7日間の在宅隔離とその後7日間の在宅健康観察(必要でなければ外出しない)を実施する。この間、1日目、3日目、7日目、14日目にPCR検査を実施する。

特に「赤・黄コード地区」(注)から入境した人員に対しては、7日間の指定施設における集中隔離とその後7日間の在宅隔離を求め、集中隔離期間中は毎日、在宅隔離期間中は、入境から10日目と14日目にそれぞれPCR検査を実施する。

さらに、珠海市横琴区にある、広東省政府とマカオ特別行政区政府が共同管理する広東省・マカオ深度合作区(以下、合作区、2022年2月17日記事参照)では6月20日、同日午前9時から3日間、合作区全域において移動制限を実施すると発表。区内の人員が通院、緊急公務などの理由で区外へ移動する場合、24時間内のPCR検査の陰性証明を所持して社区へ外出申請を行う必要がある。

マカオ特別行政区政府によると、6月18日から20日午後4時までの期間で、感染者が10人、無症状感染者が26人確認された。

(注)赤コード地区は封鎖管理された地域、黄色コード地区は予防管理地域を指す。コードの色は感染者の発生状況により、マカオ市政府が指定する。

(梁梓園)

(中国)

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