バイデン米政権、ロシアとベラルーシへの追加制裁発表、防衛産業に焦点

(米国、ロシア、ベラルーシ、ウクライナ)

ニューヨーク発

2022年03月03日

米国のバイデン政権は3月2日、ウクライナ危機をめぐり、ロシアとベラルーシへの追加制裁外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを発表した。両国の防衛産業を主な対象に「特別指定国民(SDN)」への指定や輸出管理の強化を行った。

ホワイトハウスは「プーチン(ロシア大統領)のウクライナ攻撃をほう助していることについてベラルーシに責任を負わせるとともに、ロシアの防衛産業と軍事力を弱体化し、ロシアの最も重要な富の源泉を狙い撃ち、ロシアの航空機が米国の領空を通過することを禁止する」とした。具体的な制裁措置は次のとおり。

米テレビ局CNNが2月28日に発表した世論調査によると、「さらなる対ロ経済制裁を支持する」との回答は83%に達している(注)。ホワイトハウスは「プーチン(大統領)が事態を悪化させ続ける限り、同盟・友好国とともにコストをかけ続ける」としている。

(注)2月25、26日に米国の成人1,011名を対象に行ったアンケート調査。

(磯部真一)

(米国、ロシア、ベラルーシ、ウクライナ)

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