南部アフリカ8カ国からの入国を実質的に禁止
(タイ)
バンコク発
2021年11月30日
タイ政府の新型コロナウイルス状況管理センター(CCSA)は11月27日、南アフリカ共和国などで新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン」が確認されたことを受けて、ボツワナ、エスワティニ(旧スワジランド)、レソト、マラウイ、モザンビーク、ナミビア、南ア、ジンバブエの8カ国からタイ国籍を有さない外国人がタイに入国する際に必要な書類のタイランドパス(2021年11月2日記事参照)の発行を一時的に停止すると発表。上記8カ国からタイへの外国人の入国を2021年12月1日から実質的に禁止した(在南アタイ大使館)。
今回発表の主なポイントは以下のとおり。
- 11月27日から上記8カ国におけるタイランドパスを利用した入国申請の受け付けを停止する。
- 上記8カ国のタイ国籍を有さない外国人に対するタイランドパスの発行は、追って通知するまで停止する。
- 現時点でタイランドパスを所持している者については、14日間の強制隔離措置の義務付けを条件に入国を許可する。有効なタイランドパス所持者でも、12月1日以降にタイに到着する場合は入国を許可しない。
- 上記8カ国以外のアフリカ地域からの入国者に対しては、12月14日まで、および15日以降も有効な入国許可証に基づき、テスト・アンド・ゴーや観光サンドボックス形式での入国を認める。ただし、全てのスキーム(2021年11月2日記事参照)に関係なく、入国の際には14日間の強制隔離と隔離期間中3回のPCR検査を義務付けることとする。
(岡本泰、ナオルンロート・ジラッパパー)
(タイ)
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