ワクチン接種者250万人達成後の制限措置の緩和内容を発表

(ハンガリー)

ブダペスト発

2021年03月29日

ハンガリーのグヤーシュ・ゲルゲイ首相府長官は3月26日の臨時記者会見で、現在の新型コロナウイルスの感染状況では制限措置のどれも緩和できる状況ではないとし、3月8日から一部強化している行動制限措置については3月29日以降も維持し、政令で現行の制限措置を4月8日まで延長すると発表した。他方で、ワクチン接種者数が250万人に達した翌日から、現在実施されている制限措置を緩和するとし、その緩和内容も発表した。

制限措置の緩和については以下の項目で行われる。

  • 午後8時から午前5時までとなっている夜間の外出禁止は開始時間を2時間繰り下げて午後10時からとする。
  • 全ての店舗について閉店時間を現在の午後7時から2時間半繰り下げて午後9時半までとする。
  • 店舗内に滞在できる来店客の人数を売り場面積10平方メートル当たり1人までとする。
  • 現在、営業を停止しているサービス業の店舗営業を再開する(2021年3月5日記事参照)。
  • 幼稚園と小学校は4月19日から対面授業を開始する。

(バラジ・ラウラ、末廣徹)

(ハンガリー)

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