条件付き移動制限令(CMCO)を一部地域で1月14日まで延長

(マレーシア)

クアラルンプール発

2021年01月05日

マレーシアのイスマイル・サブリ防衛相は2020年12月28日、クアラルンプール市とサバ州の全域、7州の一部地域で12月20日までの実施としていた条件付き移動制限令(Conditional Movement Control Order:CMCO)について、対象地域を変更し、2021年1月14日まで延長することを発表した。

対象地域は5州・1連邦直轄地

1月1日以降の対象地域は、クアラルンプール市、サバ州、セランゴール州の2州・1連邦直轄地の全域、ペナン州、ネグリ・センビラン州、ジョホール州の3州の一部地域となる。CMCO延長の理由として、対象地域では新型コロナウイルスの新規感染者数拡大の傾向や新たなクラスター発生のリスクが高いことなどを、保健省が指摘していることを考慮したという。

ペラ州、ネグリ・センビラン州、ジョホール州の一部地域については、12月31日でCMCOが終了となり、回復移動制限令(RMCO)に移行する。CMCOの制限内容は、12月7日から適用された緩和内容から変更はない(2020年12月9日記事参照)。

なお、対面の面談に関しては、ソーシャルディスタンスの確保、会議室の定員の50%までの人数制限、マスクを着用することが条件となっている。

(田中麻理)

(マレーシア)

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