イタリア、日本を含む14カ国からの入国制限を解除

(イタリア)

ミラノ発

2020年07月03日

イタリア政府は7月1日、新たに日本を含む14カ国からの入国制限を解除した。イタリアは6月3日、EU加盟国などの欧州域内(注)からの入国について自主隔離措置を課さずに全面的に再開していたが(2020年5月19日記事参照)、6月30日のEU理事会の勧告を受けて、今回域外の一部の国に対し門戸を広げた。

EUが勧告した制限解除の対象国15カ国(2020年7月1日記事参照)から、中国を除いた、日本を含む14カ国(アルジェリア、オーストラリア、カナダ、ジョージア、日本、モンテネグロ、モロッコ、ニュージーランド、ルワンダ、セルビア、韓国、タイ、チュニジア、ウルグアイ)について、イタリアは入国制限を解除した。入国が可能となる一方、入国後の14日間の自主隔離措置は引き続き継続される。

上記14カ国以外の国については、必要性があると証明できる職務上の理由、あるいは健康上の理由などを除き、引き続き往来は禁止される。ただし、これらの理由に加え、今回新たに勉学のための移動は認められることとなった。

なお今回の措置は7月14日までとなっており、15日以降どのような変更が加えられるのか引き続き注視する必要がある。

(注)EU加盟国、EFTA諸国(スイス、ノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタイン)、英国、アンドラ、モナコ、サンマリノ共和国およびバチカン市国。

(山崎杏奈)

(イタリア)

ビジネス短信 6a391f72f82dfbfd