新型コロナウイルス対策で夜間移動制限、空港閉鎖を延長

(エジプト)

カイロ発

2020年03月26日

モスタファ・マドゥーリー首相は、3月24日、新型コロナウイルス拡大防止のため、夜間の屋外移動禁止の措置を新たに発表した。また、すでに3月31日までの空港閉鎖措置を実施していたが(2020年3月18日記事参照)、これを2週間延長すると発表した。これまでのエジプト政府による主な措置は以下のとおり(24日現在)。

エジプトにおける新型コロナウイルス感染拡大対策

  • 夜間(午後7時~翌朝午前6時)の公道での移動の禁止(3月25日から15日間)。
  • 国内全空港の閉鎖、原則航空便の運航停止、ただし出国は認める(4月14日まで)。
  • 催事および集会の禁止(モスク・教会での礼拝含む)。
  • レストラン、カフェ、娯楽施設の閉鎖。
  • 小売店などの夜間(平日午後5時~午前6時、金・土曜は終日)の営業禁止(外食・小売りの配達、小規模食料品店、薬局などは除く)。
  • 幼稚園、初等教育、高等教育などの教育機関の休校(4月中旬まで)および公的試験の中止。
  • 公的機関、観光施設などの閉鎖(病院など医療機関、電気、ガス、水道、警察、港湾などは除く)。
  • 公的団体、民間企業での在宅勤務もしくは交代勤務の実施。
  • 公的機関、小売店、接客業においては、保健・人口省の指導のもと除菌、マスク着用を要請。

なお、これらの措置の期限は延長になる可能性があり、状況は流動的なため在エジプト日本国大使館ウェブサイト「エジプトにおける新型コロナウイルス関連情報」外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますなどで最新情報を入手する必要がある。

(井澤壌士)

(エジプト)

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