入国制限を全世界に拡大、新型コロナウイルス対策を強化

(イスラエル)

テルアビブ発

2020年03月12日

ネタニヤフ首相は3月9日夜、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大防止のため、イスラエルに入国する全ての渡航者に対し、14日間の自宅検疫(隔離)を義務付ける追加措置を発表した。

イスラエル内務省によると、イスラエル居住者に対しては3月9日午後8時から今回の措置の適用が開始された、という。空港を含め、イスラエル国境に到着する全ての外国人については、3月12日からは「イスラエルでの自宅検疫(隔離)措置をとることができる旨の証明書」がある場合のみ入国が許可される。

在イスラエル日本大使館では「イスラエル当局による新型コロナウイルスへの対応等に関する情報提供 3/10PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)」で、申請者の滞在地における最寄りのイスラエル大使館、総領事館などで証明書が付与されると案内している。

今回の措置に先立ち、イスラエルは3月4日に欧州5カ国を入国制限対象国に追加していた(2020年3月6日記事参照)。入国制限措置が強化される現況で、航空会社がイスラエル発着のフライトをキャンセルする動きがみられる(ベングリオン空港ウェブサイト参照外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

(余田知弘)

(イスラエル)

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