米国における日本産ホタテのプロモーションに資する調査

2024年03月31日

最終更新日:

2022年のホタテ(生・蔵・凍・塩・乾)の輸出額は、前年比42.4%増の910億5,200万円となり、日本産農林水産・食品の輸出額(1兆4,148憶円)の拡大に大きく貢献した。ホタテの輸出額上位3カ国・地域は、中国、台湾、米国の順となった。特に米国は、現地でのホタテの減産や日本食ブームの影響もあり、前年比30%増の78億1,600万円と大きく拡大し、日本産ホタテの有望な市場として注目されている。

米国で日本産ホタテの販売を促進するためには、日本産ホタテの強みである新鮮さを活かした生食用としての新しい食べ方を米国人消費者に浸透させることが重要と考えられる。他方、米国では加水された加熱用のホタテが主流であり、米国人消費者にとって生食用のホタテは馴染みが薄いとされる。本調査では、ホタテ(加水・無加水)の流通状況、米国人消費者による加水・無加水ホタテに対する認知度、小売店や外食・中食産業におけるホタテの提供方法、販売にプラスになる認証の有無などについて調べ、米国での日本産ホタテの効果的なプロモーションに資する情報を提供することを目指した。 関係者の皆様の一助となれば幸いである。

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主な図表:
図表1 米国ホタテ商業水揚げ高、図表9 米国のホタテ輸入額、図表37 調査対象レストランのうちホタテを扱っていることが確認できたレストラン一覧、図表57 大手小売チェーンECサイトで販売されているホタテ商品の持続可能な水産物関連の認証等記載事項
発行年月:
2024年03月
作成部署:
ジェトロ農林水産食品部市場開拓課、ジェトロ・ニューヨーク事務所
総ページ数:
147ページ

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