米国における宇宙空間を使ったビジネスとITに関する動向(2017年3月)

2017年03月31日

最終更新日:

米国では、スペースシャトルの引退を受けて、オバマ政権下で民間企業による宇宙開発への参入が推進されたことなどを背景に、米電気自動車メーカーTesla Motors社のCEO、Elon Musk氏がSpaceX社を立ち上げてロケット開発・打ち上げ事業に参入するなど、民間企業の取組みが近年話題を集めている。SpaceX社の成功は、宇宙産業への投資を促進するきっかけとなったが、実際に投資家から多大な投資を獲得しているのは、多数の同型の衛星を打ち上げて構築した「衛星コンステレーション 」から様々な地球観測データを収集するリモート・センシング企業など、衛星データビジネスに従事する企業である。現在の宇宙ビジネスの成長は、IT技術及びデータビジネスの発展と密接に関係しており、このことが特にIT企業による宇宙産業への参入を後押しする一因と考えられる。今号では、このように、IT企業の参入が進む米国宇宙産業の動向について紹介する。

発行年月:
2017年03月
作成部署:
ジェトロ・ニューヨーク事務所
総ページ数:
27ページ

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