在アジア日系製造業の経営実態―ASEAN・インド編―(2005年度調査)

最終更新日: 2006年11月02日

2006年1〜2月、ASEAN6カ国とインドの進出日系製造業企業1,865社を対象に、アンケート調査を実施した(有効回答数966社、有効回答率51.8%)。調査結果の主なポイントは以下のとおり。

ポイント1. 東アジアビジネス圏での事業再編、ASEANではタイ、ベトナムを主軸に進展 。
東アジアで、今後中長期的(5〜10年程度)に、自社事業・製品の生産拠点として最適と評価した国・地域は、1位がタイ、2位ベトナム、3位インドついで4位中国となり、上位4カ国に注目が集まった。

ポイント2. ASEAN・インド進出日系企業の3割強、製造原価が中国より安価。
中国の関連会社での製造原価を100とした場合の自国での製造原価を聞いたところ、全体では「進出先での製造原価の方が安い」(100%未満)との回答が3割強に達した。

ポイント3. 営業利益見通し:2006年もASEAN・インドで昨年と同水準を見込む。
2006年の見通しはASEANで05年並みを維持した。同様にインドでも内需拡大による利益改善への期待が高い。

主な図表:
・2005 年、2006 年の営業利益見通し(P.4)
・中国での製造原価(国地域別)(P.14)
・中長期的に最適な生産拠点(P.31)

発行年月:2006年3月
作成部署:海外調査部 アジア大洋州課
総ページ数:94ページ

記事番号:05001300

関連情報

ご質問・お問い合わせ