知的財産ニュース 韓国特許庁、「発明・特許高校運営支援事業」で成果を上げた高校を訪問

2024年3月29日
出所: 韓国特許庁

発明教育現場からの意見を聴き、IP融合人材の育成につなげる!

韓国特許庁は3月29日金曜日、発明・特許分野に強い高等学校である明新(ミョンシン)女子高等学校(仁川広域市富平区所在)を訪問し、意見交換を行うと発表した。

特許庁は、発明・知的財産分野の教科・非教科コースを設け、知的財産分野の融合人材を育成する「発明・特許高校運営支援事業」を実施している。

明新女子高等学校は、2018年から特許庁の支援事業※を受けて、正規科目(知的財産一般、科学など)と発明教育を連携し、創意力や問題解決力を高める部活である「発明部」を設置、「IP融合の模擬裁判大会」など、さまざまな発明活動を行っている。その結果、生徒による特許出願件数が2018年以降累計187件に達するなど、成果を上げている。
※(2018年~2023年)知的財産一般分野の先導学校支援事業→(2024年)発明・特許高校運営支援事業

今回の意見交換では、教員による発明教育活動を労い、教育活動に関する相談や要望をヒアリングするなど、発明教育の活性化に向けたさまざまな方策について話し合う。

特許庁の産業財産政策局長は「創意力、問題解決力など未来世代の才能を育てるために発明教育の活性化に向け、特許庁と教育機関が引き続き支援や関心を広げていく」と述べた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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