Sushiが世界で人気となったワケ 日本のごはんロボがフル稼働!

2023年10月05日

世界で人気のすし。各国ならではのさまざまなSushiも生まれている。普及の背景には日本のロボットが!? そして、今、飲食店などで問題になっている人手不足。そこでもロボットがフル稼働中だ。シンガポールの“自由過ぎる巻きずし”の店などの取材を通じて日本の“ごはんロボ”の活躍に迫る!

(10分10秒)

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テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: マグロ、白身魚(しろみざかな)、サーモンの3種類の刺身と、マグロ、白身魚(しろみざかな)、サーモンの握りずし、サーモンの巻きずしなどがガラスの皿に並んでいる。

テロップ: Sushi

ナレーション: 世界で人気の日本食(にほんしょく)といえば、すし!

映像説明: あぶったサーモンとピンク色のソースが上に載った巻きずしが、黒い皿に8貫盛りつけられている。巻きずしは外側がごはんで、内側にのりと、あぶったサーモンが巻かれている。

テロップ: シンガポール Double Shake Roll(ダブル シャケ ロール)

ナレーション: 海外でも、さまざまなスタイルで親しまれている。

映像説明: 輪切りのきゅうりとマンゴー、ロブスターをトッピングした巻きずしのアップ。

テロップ: シンガポール Lobster Mango Roll

ナレーション: シンガポールでは、ロブスターにマンゴーといった具材も。

映像説明: 平たい三角形で焼き色(やきいろ)のついたごはんの上に、みじん切りのアボカドやトビコなどの具材がトッピングされたすしを、箸で持ち上げる。 長方形の皿の中心に置かれたきゅうりの飾り切りの周りに、レモンの輪切りと平たい三角形のすしが並んでいる。

テロップ: モロッコ Pizza Sushi(ピザ スシ)

ナレーション: モロッコでは、ピザ…ズシ?

映像説明: 平たいだ円形で焼き色(やきいろ)のついたごはんの上に、サーモンと緑色(みどりいろ)の海藻や野菜、トビコをトッピングした色鮮やかなすしを右手で持ち上げている。

テロップ: モロッコ Tacos Sushi(タコス スシ)

ナレーション: これは…タコスズシ!? 各国ならではのすしも生まれている。

映像説明: ショーケースに、サーモンの握りずしやえびの握りずし、かっぱ巻きなどを詰めたパックすしが並んでいる。 展示会場。サーモンの握りずしの写真と、「READY TO EAT」の文字をプリントした大きな看板を掲げたブースに人が集まっている。

ナレーション: なぜ、すしは、こんなにも広まったのか?

映像説明: シャリ玉を製造する機械のアップ。回転する水色のターンテーブルにのって次々と運ばれてくるシャリ玉を、機械のアームが1つずつ、つかんでは、すし容器に素早く移していく。シャリ玉がどんどん容器に並べられていき、漢字の「日本」という文字が出来上がる。

テロップ: Sushi普及のカギは日本のロボットに!?

テロップ: Sushiが世界で人気となったワケ 日本のごはんロボがフル稼働!

ナレーション: そのカギは、日本企業(にほんきぎょう)のロボットにあった!? 

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。各国のさまざまな人々の笑顔や、農作物(のうさくぶつ)を収穫している様子、ガントリークレーンが並んでいる港、緑色(みどりいろ)の仏像、小型飛行機や新幹線、バイクなどの乗り物や生き物など、世界中のいろいろな写真が現れて白い画面を埋めていく。連なった写真に重なるように世界地図の CGが浮かび上がり、中央に紺色の文字で「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」と書かれたタイトルテロップが表示される。

映像説明: 緑色(みどりいろ)を基調とした飲食店。店内中央に設置されたカウンターの側面は、緑色(みどりいろ)やピンク色、水色などカラフルなストライプ柄にペイントされている。カウンターに立つ黒いキャップをかぶった男性店員の頭上には、巻きずしの写真付きのメニューボードが掲げられている。画面左下の四角い枠にマレーシアの地図が表示される。最南端にあるシンガポールの位置が赤い星印で示されている。 カウンター内で、そろいの黒いキャップをかぶった店員が調理をしていて、店内の奥に設置されたイートインスペースは、ほぼ満席となっている。出入り口のそばに自立式のタッチパネルスタンドがある。黒いタンクトップを着た茶色い髪の女性が財布を手に持ち、タッチパネルを操作している。

サイドテロップ(画面右上に常時表示): シンガポールで大人気! 自由すぎる“DIY Sushi”

テロップ: シンガポール

テロップ: Maki‐San(マキサン)

ナレーション: シンガポールで、20を超える店舗を展開する、巻きずしのチェーン店「Maki‐San(マキサン)」。

映像説明: Maki‐San(マキサン)のイートインスペース。ストレートヘアーを後ろで1つに結んだ女の子と薄いピンク色のカーディガンを着た女性が、テーブルで向かい合って座り、巻きずしを食べている。その奥にもメガネをかけて髪を1つに結んだ女性と3人の女の子がテーブルについている。

ナレーション: その人気の秘密は。

映像説明: カウンターの前で、メガネをかけて黒いタンクトップを着た茶色い髪の女性がインタビューに答える。

メガネをかけて黒いタンクトップを着た茶色い髪の女性・英語: 自分のオリジナルを作れるのがいい。 サーモン、トビコ、きのこの天ぷらなどを選んだ。

映像説明: 赤いフレームのメガネをかけた女性がタッチパネルを操作している。画面には、アボカドやアスパラガス、ツナマヨなどの食材の写真が並んでいる。女性が選んだ食材の写真をタッチしていく。 カウンター内の調理スペース。青い衛生手袋をはめた店員が巻きずしを作っている。手元の巻きすの上には、四角いのりとシート状のごはんが重ねて置いてあり、ニンジンの千切りなどの具材がトッピングされている。枝豆やコーン、トマトなど20種類ほどの具材が種類ごとに入った透明なケースから、店員がトングで枝豆をつかみ、ごはんの上にトッピングする。 作成中の巻きずしがアップで映る。赤い玄米ごはんの上には、マンゴーやアボカド、プチトマトがトッピングしてある。青い衛生手袋をはめた手元が、さらにサーモンの刺身をトッピングしていく。

テロップ: カスタマイズする巻きずし

テロップ: “DIY Sushi”

ナレーション: そう、この店の売りは、好みの具材やソースを自由に選ぶことができる、カスタマイズする巻きずし。その名もDIYすし。

映像説明: 作成中の巻きずし。巻きすに広げたのりとごはんの上に、えびやカニカマ、天ぷらがトッピングされている。青い衛生手袋をはめた手が、刻みのり(きざみのり)を散らす。

ナレーション: 具材は、えびやカニカマなど、おなじみのもののほか、

映像説明: 巻きすの上に広げた赤い玄米ごはんの上に、艶のある赤いフルーツとアボカドをトッピングした巻きずし。赤いフルーツを指し示すテロップが、映像に重ねて表示される。

テロップ: いちご

ナレーション: なんと、いちごなどのフルーツもある。

映像説明: 並べて設置された2台のタッチパネル。どちらの画面にも、さまざまなソースの写真が表示されている。

ナレーション: ソースは、ゆずやスパイシーなものなど、15種類から選ぶ。

映像説明: イートインスペース。ストレートヘアーを後ろで1つに結んだ女の子がインタビューに答える。 カウンター内の調理スペースで、紫色のTシャツを着て青い衛生手袋をつけた女性店員がチーズとコーンをトッピングした巻きずしを作っている。 ストレートヘアーを後ろで1つに結んだ女の子が食べている巻きずしのアップ。具材はチーズとコーンなどで、細長い長方形の箱に入っている。

ストレートヘアーを後ろで1つに結んだ女の子・英語: おいしい。 チーズが1番お気に入り。 好きなものを加えられるのがいい。

映像説明: イートインスペース。薄いピンク色のカーディガンを着た女性がインタビューに答える。

薄いピンク色のカーディガンを着た女性・英語: えび、きゅうり、マンゴーなどを選んだ。

映像説明: 薄いピンク色のカーディガンを着た女性が食べている巻きずしのアップ。具材はえびときゅうり、マンゴーで、のりではなく白いシートで巻いてある。 白いシートを指し示すテロップが、映像に重ねて表示される。

テロップ: DIY Sushi (Ebi Cucumber Mango Chicken Avocado Mayo)

テロップ: ソイシート

ナレーション: のりの替わりに、大豆でできた、ソイシートを選ぶ人も。

映像説明: 調理スペース。高さの低い台座が出っ張った、L字型の小型機械が2台、並べて(ならべて)置いてある。台座の上に取り付けられた緑色(みどりいろ)のボードに、シート状の赤く色づいたごはんがのっている。紫色のTシャツを着て青い衛生手袋をつけた女性店員が、ごはんにソイシートを重ねて置き、上から形を整えるように押さえる。

ナレーション: ごはんは、玄米入りもチョイスできる。

映像説明: 四角いトレーの上に並べられた、黒い舟型容器に盛りつけた巻きずしと小さいカップに入ったソース、お茶のティーバッグが入ったドリンクカップ。巻きずしは、ざくざくとした衣をまとっている。

テロップ: DIY Sushi (Strawberry Avocado Salmon Wasabi Yuzu Crunch...etc(ストロベリー アボカド サーモン ワサビ ユズ クランチ エトセトラ))

ナレーション: お好みで衣をつけて、巻きずしを、揚げることも。

映像説明: カウンターの中で、そろいの黒いキャップをかぶった店員たちが調理をしている。高さの低い台座が出っ張った、L字型の小型機械が2台、並べて(ならべて)調理台に置いてある。 シート状のごはんがのった緑色(みどりいろ)のボードが、機械の中からスライドして台座の上に出てくる。

ナレーション: カウンターの中で活躍しているのが、この機械! のり巻き用に形が整えられたごはんが、素早く出てくる。

映像説明: フードコートで、白いシャツを着てジーンズをはいた男性が、水色の半袖シャツを着てメガネをかけた日本人男性(にほんじんだんせい)の一行と立ち話をしている。

ナレーション: Maki‐San(マキサン)の社長は、この機械が欠かせないという。

映像説明: Maki‐San(マキサン)の店内で、白いシャツを着てジーンズをはいた男性がインタビューに答える。 メニュー表のアップ。淡い水色の背景に商品名と価格が記載してあり、下の方には、細長い長方形の箱に入った巻きずしの写真がプリントされている。箱には細かな模様が描かれていて、黄緑色(きみどりいろ)や薄水色(うすみずいろ)など、さまざまな色のものがある。

テロップ: Maki‐San(マキサン) セドリック・チュン社長

チュン社長・英語: 機械がないと、店はやっていけない。人手がもっと必要になってしまう。 レストランチェーンとして、常に高い品質を維持する助けになっている。

映像説明: 調理スペースで巻きずしを作る様子。高さの低い台座が出っ張った、L字型の小型機械の、緑色(みどりいろ)のボードにのったシート状のごはんに、紫色のTシャツを着てた青い衛生手袋をつけた女性店員がのりを1枚貼り付けている。

サイドテロップ(画面右上に常時表示): 日本のすしロボットが Sushi市場(スシしじょう)拡大に貢献

テロップ: 鈴茂器工(すずもきこう)

ナレーション: この巻きずしを作る機械は、日本の鈴茂器工(すずもきこう)が製造したもの。

映像説明: 側面に「SUZUMO(スズモ)」のロゴが入った、L字型の機械の写真。Maki‐San(マキサン)で使われている機械とは、色や形が少し異なり、手前にベルトコンベヤーが付いている。

テロップ: すしロボット初号機

ナレーション: 世界で初めて、すしロボットを生み出した企業だ。

映像説明: すし店の調理場で、調理服を着た職人がすしを握っているイメージ写真。写真の中央に重ねて、テロップが大きく表示される。 黒いつけ台に、マグロの握りずしを置く手元のアップ写真。

テロップ: “すしを誰もが手軽に 食べられるようにしたい”

ナレーション: 「ハレの日しか口にできなかったすしを、誰もが手軽に食べられるようにしたい」という思いから、

映像説明: すしロボット初号機が稼働している映像。機械から絞り出された1口大のシャリ玉は、2種類の成形アームで形を整えられ、ベルトコンベヤーで流れていく。

テロップ: 1981年 初号機が完成

ナレーション: ロボットの開発に取りかかり、1981年に初号機が完成した。

映像説明: 回転ずし店の写真。すしが流れるレーンで囲まれたカウンターの中に、すしロボット初号機が置いてある。

ナレーション: そして、当時の回転ずしブームを背景に、すしロボットは一気に広まり、すしの大衆化に貢献した。

映像説明: ガラス窓に、「SUZUMO」の文字と、それぞれのアルファベットの下に6台のすしロボットの写真をプリントしたポスターを貼ったオフィス。壁沿いの棚の上に、色や形が少しずつ異なるすしロボットが並べて飾られている。 鈴茂器工(すずもきこう)のすしロボットの映像が次々に流れる。回転する水色のターンテーブルにのって次々と運ばれてくるシャリ玉を、アームが1つずつ、つかんでは、四角いすし容器に素早く移していく機械。 のりが敷かれ、たくあんとカニカマをトッピングしたシート状のごはんを、自動で巻きずしの形に整える機械。白い衛生手袋をはめた男性スタッフが完成した巻きずしを手に取り、カメラのほうに見せる。

テロップ: 80ヵ国以上で使用されている

ナレーション: 今では、世界80ヵ国以上で、ごはんに関連する、さまざまな機械が使われている。

男性スタッフ: このような形に、巻いていただける。

映像説明: 天井の高いイベント会場のホール。「FOOMA JAPAN(フーマジャパン) 2023」と書かれたゲートを大勢の人々が通っていく(とおっていく)。 会場内。銀色の巨大な中華鍋の機械が平面回転している。細長いアームの先端に付いたらせん状の羽が、鍋の中のごはんと具材を大きくかき混ぜてチャーハンを作る様子に、来場者が注目している。

サイドテロップ(画面右上に常時表示): 海外バイヤーが絶賛! 日本の最新“ごはんロボ”集結

テロップ: 東京都 江東区

テロップ: 6月6~(から)9日 FOOMA JAPAN(フーマジャパン) 2023

映像説明: 銀色の巨大な中華鍋の機械が平面回転し、細長いアームの先端に付いたらせん状の羽が鍋の中のごはんと具材を大きくかき混ぜてチャーハンを作っている 紫色のポロシャツを着た日本人(にほんじん)スタッフの説明を聞く来場者で、人だかりができている。人だかりの前方には、黒地に金色の文字で「あおり炒め機」と書かれた壁がある。壁にあるモニターに巨大な中華鍋の中の映像が映し出されている。

ナレーション: 東京で開催された、食品製造総合展のFOOMA JAPAN(フーマジャパン)にも、ごはん関連の最新ロボットが集まり、海外からもバイヤーが訪れていた。

紫色のポロシャツを着た日本人(にほんじん)スタッフ: えー、ぜひ、それをご覧になっていただければと思います。よろしくお願いします。

映像説明: 会場内。来場者が行き交う通路の脇で、白いブラウスを着たロングヘアーの女性がインタビューに答える。

テロップ: イタリア国旗 バイヤー

イタリアのバイヤー・英語: 私たちは、ごはんを使った商品の工場を持っている。 コメの機械を探しに来た。

映像説明: ブースが並ぶエリアを背に、紺色のジャケットを着てメガネをかけた男性がインタビューに答える。

テロップ: カナダ国旗 バイヤー

カナダのバイヤー・英語: すし、のり巻き、おにぎりなど、さまざまな製造機械を探している。

映像説明: 入退場口付近(にゅうたいじょうぐちふきん)で、ピンク色のポロシャツを着たロングヘアーの女性がインタビューに答える。傍らには、水色のシャツを着た男性が立っている。

テロップ: ウクライナ国旗 バイヤー

ウクライナのバイヤー・英語: ウクライナから来た。 当社は流通企業で日本食(にほんしょく)を生産している。 すし、ギョーザ、ラーメンなどの機械に関心がある。

映像説明: 「ACE SYSTEM:(エース システム)」のロゴを掲げたブース。中央に展示された銀色の機械から、蒸気があがっている。そろいの黒いポロシャツを着た日本人(にほんじん)スタッフが5人ほど立っている。男性来場者のグループを応対しているスタッフもいる。

テロップ: エースシステム

ナレーション: こちらは、独自の技術を使った炊飯装置を製造する、エースシステム。

映像説明: ブース内で、黒いポロシャツを着てベージュ色(いろ)のマスクをつけた女性スタッフがインタビューに答える。

テロップ: エースシステム 本社営業部 山本 祐華(やまもと ゆか) さん

山本さん: 洗米と、浸漬工程が要らないという世界初の技術の、機械になっておりますので、そちらが1番の強みかなと、思います。 あの、海外で、おすしの需要が高まってるので、酢飯用で、あの、導入されて、くださってる企業様が多いイメージです。

映像説明: エースシステムの炊飯装置の映像。装置の中で、床と平行に設置された銀色のバーがゆっくりと回転している。バーには、細長い棒がとげのように何本も垂直に取り付けてあり、上方(じょうほう)にあるバルブから水蒸気が吹きかけられている。 別の工程の映像。炊き上がったごはんがベルトコンベヤーの端(はし)に到達し、下に落ちていく。 ベルトコンベヤーを流れてくる、炊き上がったごはんのアップ。

テロップ: 連続蒸気炊飯システム 過熱水蒸気を使用し洗米と浸漬なしで炊飯が可能

ナレーション: 高温の水蒸気を噴きかけてコメを蒸す(むす)ことで、あらかじめコメを洗い、水に浸すことなく、ふっくらしたごはんを炊くことができる。

映像説明: 1粒1粒がふっくらと炊き上がったごはんのアップ。

ナレーション: 炊飯にかかる時間を短縮し、作業効率を上げられるのがメリットだ。

映像説明: エースシステムのブースで、黒いポロシャツを着たショートヘアーの女性スタッフがヘッドマイクを付けてプレゼンをしている。女性スタッフの傍らには、連続蒸気炊飯システムを紹介するパネルが2枚立っている。 ブースの壁面に、「From OSAKA to the World(フロム オオサカ トゥー ザ ワールド)」の文字と世界地図のイラストと、「Australia(オーストラリア)」、「China」、「France」、「Korea」、「Malaysia(マレーシア)」、「Poland」、「Singapore(シンガポール)」、「Taiwan」、「Thailand」、「the United States」、「United Kingdom」、「Vietnam(ベトナム)」の12の国名が書いてある。壁に書かれている12ヵ国の位置は地図上で紫色に塗られていて、それぞれに大阪から伸びた線がつながっている。

テロップ: 12ヵ国へ炊飯装置を輸出

ナレーション: 酢飯のほかにも、冷凍チャーハン用に使うニーズが高く、12ヵ国へ、この機械を輸出しているという。

映像説明: ブースに展示されている機械。アームが、おわん型の空(から)のパックをつかみ、銀色の機械の下の部分にセットする動きをする。 黒い布が敷かれたテーブルの上に、ごはんが詰まった透明なパックが数種類、置いてある。三角おにぎりや桜の花、だ円(だえん)など、さまざまな形がある。 木目調の机の上には、黄色い「サフランライス」や、ごはんの上に鶏肉(とりにく)がのった「カオマンガイ」、「赤飯」、「ジャンバラヤ」、「パエリア」を詰めた黒い容器などが並んでいる。

ナレーション: また、新しく個食パックの商品への活用例も紹介していた。この炊飯技術に関心を持ったバイヤーも。

映像説明: 会場内。入退場ゲートの前で、ひげを生やした短髪の男性がインタビューに答える。傍らには、金色(きんいろ)の髪の女性が立っている。

テロップ: 英国国旗 バイヤー

英国のバイヤー・英語: 蒸して炊くごはんについて知ることができて、とても有意義だった。

映像説明: 鈴茂器工(すずもきこう)のブース。「小型おむすび成形包装ライン」と書かれたパネルと機械の前に、来場者が集まっている。袖に「SUZUMO」と印字のある、そろいのポロシャツを着た男性スタッフが機械を手で示しながら説明をしている。

テロップ: 鈴茂器工(すずもきこう)

ナレーション: すしロボットの鈴茂器工(すずもきこう)も出展していた。

映像説明: 銀色の立方体が横に連なった形の機械。側面の一部分がのぞき窓になっていて、中の様子をのぞくことができる。のぞき窓の中では、青いベルトコンベヤーにのったごはんの塊が次々に、右から左へと移動しているのが見える。機械から出てくるときには、黒い弁当の容器に盛りつけられている。

ナレーション: すしやおにぎり用の最新機種のほかにも、ごはんを弁当の容器に盛りつける機械なども出品。

映像説明: 白い台の上に、ごはんを盛りつけた形の違う弁当の容器が何種類も並んでいる。片側半分に盛りつけた黒い容器や中央部分に盛りつけただ円形(だえんけい)の容器、曲げわっぱ風の容器もある。

ナレーション: 設定により、さまざまな形状の容器に対応できるのが特徴だ。

映像説明: 会場内の通路で黒いポロシャツを着て、ひげを生やした男性がインタビューに答える。

テロップ: 英国国旗 バイヤー

英国のバイヤー・英語: この企業の機械が1番よさそう。非常に興味があるので、もっと情報が欲しい。

映像説明: 大勢の来場者でにぎわう鈴茂器工(すずもきこう)のブース。袖に「SUZUMO」と印字のある、そろいのポロシャツを着たスタッフが来場者を応対している。 ストライプのシャツを着たセミロングヘアーの女性と黒いリュックサックを背負って水色のポロシャツを着た短髪の男性が、スマートフォンを見せながら話す男性の手元をのぞき込んでいる。 ストライプのシャツを着たセミロングヘアーの女性とリュックサックを背負って水色のポロシャツを着た短髪の男性が展示されている機械を興味深そうに観察している。マスクをつけて透明な衛生手袋をつけた鈴茂器工の男性スタッフが機械のスイッチを操作する。

ナレーション: すしやおにぎりなど、さまざまな商品を作る機械を熱心に確認していたのは、モンゴルからのバイヤーたち。まだ、モンゴルでは、こうした機械は珍しいという。

映像説明: 鈴茂器工(すずもきこう)のブースの前で、ストライプのシャツを着たセミロングヘアーの女性がインタビューに答える。

テロップ: モンゴル国旗 バイヤー

モンゴルのバイヤー・英語: 当社にとっては初めての購入になる。 品質がいいのは分かったので、あとは価格。

映像説明: 鈴茂器工(すずもきこう)のブースで、短髪でメガネをかけた日本人男性(にほんじんだんせい)がインタビューに答える。 グレーのチェック柄のジャケットを着た男性が展示品の機械を見ながら、白いシャツを着た男性と話している。 短髪でメガネをかけた日本人男性(にほんじんだんせい)が、紺色のジャケットを着てメガネをかけた男性に手ぶりを交えながら説明をしている。

テロップ: 鈴茂器工(すずもきこう) 栗原 隆之介(くりはら りゅうのすけ) 海外事業本部長

栗原海外事業本部長: (海外で)どういった、商品を作ろうかなあというふうに検討されてる人が非常に多いなと。 お米(おこめ)とか、ごはんに対して非常に興味を持っておられて、需要の高まりっていうのを非常に感じました

映像説明: ブースに集まった大勢の来場者に向けて、袖に「SUZUMO」と印字のあるそろいのポロシャツを着た男性スタッフが機械の説明をしている。 シャリ玉を製造する機械の前で、透明な衛生手袋をはめた男性スタッフが、白いシャツを着てリュクサックを背負った男性たちに説明をしている。

サイドテロップ(画面右上に常時表示): 工場や飲食店の救世主!? ごはんロボのニーズ拡大

テロップ: 海外売上高は約2倍に成長

ナレーション: 鈴茂(すずも)の海外売上高は、この2年で、およそ2倍に成長しているという。

映像説明: 鈴茂器工(すずもきこう)のブースで、栗原海外事業本部長がインタビューに答える。

テロップ: 鈴茂器工(すずもきこう) 栗原 隆之介(くりはら りゅうのすけ) 海外事業本部長

映像説明: 大型スーパーマーケットの広い店内。冷蔵ショーケースに、握りずしや軍艦巻きなど、数種類を詰め合わせたパックすしが並んでいる。 リュックサックを背負った女性客が、冷蔵ショーケースに並ぶパックすしを手に取り、選んでいる。

テロップ: 米国 ミツワマーケットプレイス

栗原海外事業本部長: 特に目立って増えたのが、アメリカ、ですね。 あちらのほうが、やはり、あの、深刻な人手不足(ひとでぶそく)だったり、ま、かなり、大きな、あのー物価上昇があったり、だとかで、レストランでの高級な食事から、 家でも手軽に食べれるということで、スーパーでおすしを買われるお客様が増えて、 ま、それに伴って われわれの機械をお使いいただく、ケースが増えてきてる、ってことですね。

映像説明: 高層ビル群の前にある公園。上半身がライオンで下半身が人魚の姿をしたマーライオン像が口から水を吐き出している。像の周りは観光客でにぎわっている。

テロップ: シンガポール

ナレーション: こうしたなか、鈴茂(すずも)の製品が特に広く浸透しているのが、シンガポールだ。

映像説明: Maki‐San(マキサン)の店内。カウンターで、紫色のTシャツを着て青い衛生手袋をつけた女性店員が巻きずしを作っている。 調理台に置かれた高さの低い台座が出っ張った、L字型の小型機械から、シート状のごはんが緑色(みどりいろ)のボードにのって出てくる。 鈴茂器工(すずもきこう)のオフィス。棚に並んだ歴代の機械の前で、水色の半袖シャツを着てメガネをかけた日本人男性(にほんじんだんせい)が機械の説明をしている。

テロップ: Suzumo Singapore Corporation(スズモ シンガポール コーポレーション) 能勢 隆明(のせ たかあき) 社長

ナレーション: 深刻な人手不足(ひとでぶそく)から、製造を自動化する機器の購入に、政府が補助金を支給してきたことも、その背景にあるのだという。

映像説明: 棚に並んだ歴代の機械の前で、能勢社長がインタビューに答える。 シャリ玉を作る機械のアップ映像。回転する水色のターンテーブルにのって次々と運ばれてくるシャリ玉を、機械のアームが1つずつつかんでは、すし容器に素早く移していく。

テロップ: Suzumo Singapore Corporation(スズモ シンガポール コーポレーション) 能勢 隆明 社長

能勢(のせ)社長: すしのチェーン店さんには、もうほとんど導入されております。 それとあと、スーパーマーケット大手さんの、すし、パックずしのコーナーもほとんど。 ま、やはり、うちの機械、耐久性も高いので、もう非常に故障も少なく、 握りの機械(シャリ玉ロボット)であると、1時間で4,800個作れる能力もありますので。

映像説明: ステンレスの置き台に設置された、縦に細長い箱形の銀色の機械。本体の下部から、青いベルトコンベヤーが突き出している。本体内部から青いベルトにのって、三角おにぎりが次々と出てくる。 卓上サイズの機械。透明な衛生手袋をはめた手元が、機械の中心に設置された三角おにぎりの型にごはんを詰める。レバーを下げて上から押さえると、きれいに三角の形になったおにぎりが2個、成形される。 大型機械。機械から伸びた青いベルトコンベヤーにのって、のりを巻いて透明なフィルムで包装された三角おにぎりが次々に流れてくる。

ナレーション: 近年は、おにぎりの人気が高まっていて、コンパクトな機械から大型のものまで、売れゆきが好調だという。

映像説明: 卓上サイズの直方体の機械。機械の上部から、えんじ色(いろ)の紙に包まれた手のひらサイズの四角いおにぎりが出てくる。真ん中でカットされていて、両手で持つときれいに2つに割れ、中の具材が見える。 鈴茂器工(すずもきこう)の機械を使用して作った、さまざまな製品が並んでいる。ローストビーフなどをトッピングした、シャリで作ったパフェや、イチゴやキウイなどを具材にした巻きずし、ピザのような見た目の製品などがある。

ナレーション: ほかにも、さまざまな、ごはんに関する機械を取り扱い、販売先に合わせた製品開発も行っている。

映像説明: 鈴茂器工(すずもきこう)のオフィス。棚に並んだ歴代の機械の前で、能勢社長がインタビューに答える。 フードコート。能勢社長が、チュン社長の話をうなずきながら聞いている。 MAKI‐SAN(マキサン)の商品のアップ。細かな模様が描かれた細長い箱に、カットされた巻きずしがぴったりと収められている。 巻きずしの断面のアップ。アボカドやえび、天ぷらなどの具材がぎっしりと詰まっている。 白い壁でホワイトボードが設置された室内。能勢社長と、緑色(みどりいろ)のブラウスを着た女性、白いシャツを着た短髪の男性、黒いTシャツを着た女性が白いテーブルを囲んで打ち合わせをしている。能勢社長の背後には、鈴茂の機械の写真がプリントされたパネルが置かれている。

テロップ: Suzumo Singapore Corporation(スズモ シンガポール コーポレーション) 能勢 隆明(のせ たかあき) 社長

能勢社長: 炊飯のしかた、といったところから、われわれ、相談に乗って一緒にメニュー開発もしていきますので、 具材も違いますし、その点で、お互い、何回も協議を重ねて、ま、一緒に開発していくという気持ちで取り組んでおります。

映像説明: 車道沿いにある路面店。薄ピンク色の壁に歩道から商品を購入できる、大きな窓が付いた販売カウンターが設置されている。紺色に白抜きで「Ollella(オレラ)」と書かれた看板が、掲げられている。

サイドテロップ(画面右上に常時表示) ローカル料理にも! のり巻きロボが大活躍

テロップ: Ollella(オレラ)

ナレーション: 最近は、日本食(にほんしょく)だけでなく、地元料理の店にもアプローチしている。

映像説明: 販売カウンター。ガラスショーケースに、もち米(もちごめ)と具材をバナナの葉で巻いた巻きずしのような形の商品と、「KUEH(クエ)」という伝統菓子が並んでいる。

ナレーション: こちらは、プラナカン料理を扱う店。

映像説明: もち米(もちごめ)と具材をバナナの葉で巻いた巻きずしのような形の商品が、透明パックに6つ詰められている。薄黄色(うすきいろ)に色づいたもち米(もちごめ)や黒米が混ざったもち米(もちごめ)もあり、さまざまな具材が巻かれている。

テロップ: プラナカン料理 中国とマレー料理が合わさって誕生した伝統料理

ナレーション: プラナカン料理とは、中国とマレー料理が合わさって誕生した伝統料理。

映像説明: もち米(もちごめ)と具材をバナナの葉で巻いた巻きずしのような形の商品を手で半分に割ると、中から茶色い肉そぼろが出てくる。 道路沿いのテラス席で、黒いカットソーを着た女性が、もち米(もちごめ)と具材をバナナの葉で巻いた巻きずしのような形の商品を食べている。

ナレーション: これは、もち米(もちごめ)の中に、肉などの具材を入れたもの。スナックとして人気だという。実は、この商品にも、鈴茂(すずも)のロボットが使われている。

映像説明: 能勢社長が工場を訪れている様子。出入り口に立っている女性スタッフに挨拶をし、室内へと入っていく。

テロップ: Suzumo Singapore Corporation(スズモ シンガポール コーポレーション) 能勢 隆明(のせ たかあき) 社長

ナレーション: この日、能勢社長は、その工場を訪れていた。

映像説明: Ollella(オレラ)の工場内。「SUZUMO」のロゴプレートが付いた、L字型の小型機械を操作する手元。出っ張った台座に取り付けられた茶色いボードにシート状のもち米(もちごめ)がのっている。具材をのせてスイッチを押すと、ボードの向かい合った長辺が自動で折りたたまれ、巻きずしの形に成形される。

ナレーション: 巻きずしの機械を使うことで、製造時間の大幅な短縮につながっているのだという。

映像説明: 工場内。鈴茂器工(すずもきこう)の機械を操作しているスタッフを背に、頭にビニールキャップをかぶり、黒いTシャツを着た女性がインタビューに答える。 「SUZUMO」のロゴプレートが付いた、L字型の小型機械を操作して、もち米(もちごめ)で具材を巻いた巻きずしのような商品を作っているスタッフの手元へにズームイン。

テロップ: Ollella(オレラ) ジェイミー・リー 総料理長

リー総料理長・英語: 伝統的な製造方法では、1つ1つ適量に分ける必要があった。 この機械を使うことで、ごはんの厚みがそろい、一貫した品質を保てる。

映像説明: Ollella(オレラ)の販売カウンター。商品が並んだガラスショーケースの前に、緑色(みどりいろ)のブラウスを着た女性が立っている。店員からパックに詰められた商品とおつりを受け取る。 屋外に設置されたロールバナースタンド。「OLLELLA(オレラ)」の文字と、もち米(もちごめ)と具材をバナナの葉で巻いた巻きずしのような形の商品やケーキや赤いスナックなど、さまざまな商品を盛りつけた皿の写真がプリントされている。 もち米(もちごめ)と具材をバナナの葉で巻いた巻きずしのような形の商品。バナナの葉をはがすと、つやつやとしたお米(おこめ)が現れる。

ナレーション: この企業では、店舗での販売のほか、インターネット販売やスーパーマーケットなどへの卸も行っているという。

映像説明: 工場内。鈴茂器工(すずもきこう)の機械を操作しているスタッフを背に、リー料理長がインタビューに答える。

テロップ: Ollella(オレラ) ジェイミー・リー 総料理長

リー総料理長・英語: この機械を気に入っているし、本当に助かっている。

映像説明: 「FOOMA JAPAN(フーマジャパン) 2023」の会場。出展した各社の機械が次々に映し出される。エースシステムのごはんの個食パックを製造する機械。鈴茂器工(すずもきこう)のシャリ玉を製造する機械。鈴茂器工(すずもきこう)の、えびなどのネタをのせたシャリ玉を透明フィルムで包装する機械。 もち米(もちごめ)と具材をバナナの葉で巻いた巻きずしのような形の商品が、透明パックに6つ詰められている。薄黄色(うすきいろ)に色づいたもち米(もちごめ)や黒米が混ざったもち米(もちごめ)もあり、さまざまな具材が巻かれている。 Ollella(オレラ)の工場内。衛生帽子をかぶった能勢社長が、衛生帽子をかぶった女性スタッフに話をしている。 MAKI‐SAN(マキサン)のイートインスペース。丼物(どんぶりもの)を食べているメガネをかけた女性の隣で、ロングヘアーの女の子が巻きずしにかぶりつく。

ナレーション: 世界の食品工場や、ちゅう房では、日本のロボットが活躍している。日本食(にほんしょく)だけでなく、世界のごはん食を支え、その市場を拡大しようとする挑戦が続いている。

映像説明: 水色のグラデーション背景画。画面の右側で地球の陸地部分だけが点描され、中が空洞になった地球儀のグラフィックイメージが回転している。

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