株式会社タキザワ製薬

卸先の国内ドラッグストアが海外進出する際に、自社商品が海外で販売される経験は有りましたが、自社が直接海外輸出に取り組んだことはありませんでした。しかし更なる販路拡大のためには、海外進出も視野に入れる必要があると考え最適な手段を模索していたところ、オンラインで海外輸出に挑戦できるJapan Streetを見つけて2022年7月に登録しました。登録から1か月後に、香港でヘルスケア商品の輸入を行うバイヤーから商談依頼が届き、オンライン商談後に成約に至りました。日本にいながらも、自社として初めて直接の海外輸出に成功し、手ごたえを感じています。

Japan Streetでは本気で日本の商品を調達したいと考える良いバイヤーと出会える点が魅力的です。今回取引した香港のバイヤーは様々な国の商品を取り扱っていますが、香港の消費者に人気のある日本の商品を探していました。香港では日本の商品は高品質であり、体のサイズが双方で似ていることから確実に効果・効能を得ることができると考えられているそうです。更に、このバイヤーは日本企業からの輸入手続きを熟知しており、輸出手続きに必要な書類の書き方がわからずに困っていた際には、必要書類の記入フォーマットを用意してくれるなど、手厚くサポートしてくれました。既に複数回発注を受けています。また、「この商品は、香港では個包装にしたほうが売れる」「○○の成分量が多い方が消費者にとって魅力的に感じられる」といった消費者の声をバイヤーからフィードバックしてもらえるので、海外向けの商品開発にも役立っています。

Japan Streetではバイヤーからの商談リクエストや問い合わせのメールが直接私たちに届くことがなく、ジェトロが間に入ってつないでくれます。また、商談当日もジェトロが商談進行のサポートをしてくれるほか、無料で通訳を手配してくれました。海外輸出において言語の壁が一番の不安要素でしたが、Japan Streetのおかげで安心して始めることができました。これからもJapan Streetを通じてたくさんのバイヤーと出会い、自社商品の海外販路拡大に挑戦していきたいです。