株式会社五十嵐製麺：SNS・オンラインの活用によりコロナ禍で輸出拡大

株式会社五十嵐製麺は創業70年の製麺企業。海外の食品規制に対応するために、動物性原料を使わないラーメンの麺を開発、自社で輸出への挑戦を始めたが、輸出を大きく拡大させるための方法を模索していた。

申請が通り、輸出プロモーター（専門家）の支援を受けることとなり、輸出プロモーターのアドバイスをもとに有望な輸出先国を選定、海外出張の前には有望な現地のインポーターや小売店を調べ、渡航中は積極的な営業活動を行い、着実に輸出先を拡大した。

コロナ禍で海外へ渡航できなくなった後には、輸出プロモーターの発案でコロナ禍以前に開拓した世界各地の小売店等に対してEメール等での営業を開始。特に米国・欧州の小売店への売り込みでは現地の麺類需要に関する情報を直接入手でき、また、現地バイヤーの興味を引くことができたことから、新規取引に繋がった。
更に、米国では、輸出プロモーターの発案で、現地輸入商社と協力し、YouTuberやシェフによる動画を作成。SNSの発信力を生かし、現地でのさらなる販売強化に繋げた。

支援前の2017年前半と比較して、支援終了の2021年前半の4年間で輸出先国・地域は9倍の27か国・地域、年間輸出額は20倍増と、大きく輸出を伸ばした。