株式会社INDETAIL

スマートフォンの普及により、常時オンライン化される時代になりました。アプリを介して全世界がつながり、新たなビジネスモデルが次々と誕生しています。今まで収集できていなかったデータが収集できるようになることで、大きなビジネスチャンスが生まれています。データ利活用を実現するのが、「Cloud」・「IoT」・「AI」・「Blockchain」です。弊社では、これら4つのテクノロジーを「四種の神器」と銘打ち、これを武器にしてレガシー産業の革新に挑戦していきます。なお、レガシー産業への挑戦は国内のみにとどまりません。世界中にチャンスは転がっていると思っています。2019年、オランダのイベントに参加した際、現地法人を設立する候補地を探すためにEU各国を回りました。ジェトロの海外ブリーフィングサービスを利用し、ジェトロの海外事務所から有益な情報を得ることができました。最終的には、ジェトロの「新輸出大国コンソーシアム」の専門家支援のもと、ドイツ・ミュンヘンに現地法人を設立し、そこをハブとしてEUおよびアフリカ地域を攻略していく方針となりました。

弊社は元々約160名のスタッフで運営していました。少子高齢化を筆頭に国内市場の縮小が必然であるため、長期と短期の目線を持ち海外でのビジネスも視野に入れるようになりました。徐々に知識集約型の企業へとシフトチェンジをしていき、現在では会社分割を経て、総勢20名と少数精鋭で事業展開しております。そのうち10名がEU、北米、アジアの8カ国の出身で、英語はもちろん、様々な言語がビジネスレベルで対応可能となっています。初のドイツ出張から現地法人の登記完了までにわずか1年しか掛からなかったのは、言語の面での苦労がなかったことも大きいと思っております。ジェトロから紹介いただいた「Invest in Bavaria」などの現地の支援機関と直接コンタクトして、交渉や意思決定を迅速に行うことができました。言語面だけでなく、新たなチャレンジをすることが社内に浸透しており、それが海外展開にもうまく作用したと思っています。

2019年には、海外のブロックチェーンのイベントに参加しました。参加する前は「自社のレベルは通用しないのでは」と一種の怖さを感じていました。しかし、いざ参加してみると弊社と同水準のブロックチェーン技術を活用したサービスは海外ではほとんどなく、とても高い評価を受けました。高い評価を受けただけではなく、実際にイベントを機に、共同プロジェクトも開始しています。プロジェクトに際して現地の補助金も申請しており、採択されれば更に加速的に活動が可能となります。また当然ではありますが、国内外問わず円滑なコミュニケーションや人間関係がより良いビジネスを作っていくと思っています。よく言われている「行ってみないとわからない」という体験が出来ましたし、「海外ビジネス=高い壁」と思う必要はないと実感しました。