ジェトロとMonozukuri Ventures、米ボストン市でロボティクス分野の日米協業喚起するイベント開催

(米国、日本)

ニューヨーク発

2024年05月15日

ジェトロは430日、日米に拠点を持つベンチャーキャピタル(VC)のMonozukuri Venturesとともに、米国マサチューセッツ州ボストン市内でロボティクス分野のエコシステム関係者との交流イベント「Monozukuri Hub with J-BRIDGE: Global Robotics Innovation Welcome Reception」を開催し、同分野での日系企業と米国スタートアップやエコシステム関係者などとの交流を促進した。

写真 交流会の様子(ジェトロ撮影)

交流会の様子(ジェトロ撮影)

この交流イベントは、512日にボストンで開催されたロボティクス分野の展示会Robotics SummitExpoに合わせて実施された。ボストンに所在する関係者のほか、同展示会に合わせてボストンを訪れていた北米の他のエリアのスタートアップや大学・支援機関関係者らが集まり、約130人が交流した。同イベントは、在ボストン日本総領事館や米国ピッツバーグ市のロボティクス分野の支援機関ピッツバーグ・ロボティクス・ネットワーク、ボストンを拠点とするVCのサイバネティクス・ベンチャーズが後援し、JR東日本、エクセディ、三菱電機オートメーション、ナブテスコUSANTT西日本の日系5社がリバースピッチを行った。鈴木光太郎ボストン総領事らによるスピーチでは、日米間のロボティクス分野でのさらなる連携が呼びかけられた。

写真 交流会の様子(ジェトロ撮影)

交流会の様子(ジェトロ撮影)

翌日のRobotics SummitExpoでは、200社近くが出展したほか、ロボティクス分野での人工知能(AI)活用事例などの紹介も行われ、同展示会の戦略的パートナーで、地元ボストンの非営利支援機関でもあるマスロボティクスによると、5,000人近くが来場したという。マサチューセッツ工科大学(MIT)やハーバード大学など、世界有数の研究機関を抱えるボストンから生まれるロボティクス分野でのイノベーションに、多くの関係者からの注目が集まる機会となった。

写真 Robotics Summit & Expoの展示エリア(ジェトロ撮影)

Robotics Summit & Expoの展示エリア(ジェトロ撮影)

(平本諒太)

(米国、日本)

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