テヘランで第6回イラン輸出能力展示会が開催

イランのテヘラン国際展示場で4月27～5月1日、第6回イラン輸出能力展示会（イランエキスポ2024）が開催され、石油化学製品やナッレジ・ベース、医薬品・医療機器、建設、家電製品、食品・農業、エネルギー技術など7分野の国内企業約800社が出展した。

開会式にはイブラーヒーム・ライーシー大統領が出席し、「この展示会はイランの人々と地域に希望をもたらし、イランの能力を証明するものとなる」と述べた。また、メフディ・サファリ外務省経済担当次官や、アッバース・アリーアーバーディー産業・鉱業・貿易相らも出席した。

また、中国やインド、パキスタンなど多くの国からビジネス関係者が訪れた（4月29日付イスラーム共和国通信（IRNA））。

同展示会の責任者のマジッド・タクベイリ氏は「数多くのビジネス関係者が訪れたことが、イランの輸出貿易市場が非常に魅力的で、制裁はイランの輸出に影響していないことを示した」と述べた。さらに、同氏は「昨年と比較して参加者数、展示スペース、商業部門、国際部門は20％以上成長した」と発表した（5月1日付イラン輸出能力展示会通信）。

なお、今回の展示会では、アフリカからの経済関係者の来訪が目立っていた。

（鈴木隆之、マティン・バリネジャド）