英政府、ウクライナへの渡航勧告を更新、スナク首相は追加の軍事支援を約束

(英国、ウクライナ)

ロンドン発

2024年02月01日

英国外務・英連邦・開発省(FCDO)は1月22日、ウクライナへの渡航勧告情報を更新した。外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます以前は同国への全ての渡航を控えるよう勧告していたが、今回の更新で、西部のザカルパッチャ、イバノ・フランキウスク、テルノーピリ、チェルニウツィの4つの地域について、必要不可欠な渡航を認めるとした。ただし、依然としてロシアの攻撃によるリスクは残るとしている。政府は更新について、現地のリスクアセスメントの更新を踏まえたものだとしている。

首相はウクライナを訪問、新協定に署名

英国のリシ・スナク首相は1月12日、ウクライナの首都キーウを訪問し、ボロディミル・ゼレンスキー大統領と会談、両国間の安全保障協力関係の強化に向けた新たな協定に署名した。スナク首相は会談に合わせて行われた記者会見で、ウクライナのNATO加盟を引き続き支援することについても約束した。また、会談に先駆け、スナク首相はウクライナに対して、2024/2025年度(2024年4月~2025年3月)に25億ポンド(約4,675憶円、1ポンド=約187円)規模の追加軍事支援を行うとした。うち最低2億ポンドを無人機の生産や調達に投じるとしている。なお、生産は主に英国で行う予定という。

(チャウジュリー・クリシュナ)

(英国、ウクライナ)

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