日韓の輸出管理政策対話を開催、3品目に対する輸出管理の運用見直しへ

(韓国、日本)

ソウル発

2023年03月17日

韓国の産業通商資源部は3月14日から16日までの日程で、日本の経済産業省との間で第9回日韓輸出管理政策対話を開催したと発表した(2023年3月7日記事参照)。同部の発表によると、政策対話では、両国の輸出管理当局の体制、制度の運用、事後管理などを含め、輸出管理の実効性に関する確認が行われた。

政策対話の結果、日本側は3品目(注1)に対する輸出管理の運用見直し(注2)を行うこととし、韓国側は、日本側の3品目の輸出管理運用規定の変更と同時に、日本側の3品目への措置に対するWTO提訴を取り下げると発表した。

なお、相互の「カテゴリー見直し」関連措置に関しては、対話を継続していく。

(注1)フッ化水素、フッ化ポリイミド、レジストの3品目

(注2)特別一般包括許可(貨物・技術の機微度に応じて、一定の仕向け地・品目の組み合わせの輸出をまとめて許可する制度)を適用すること。

(当間正明)

(韓国、日本)

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