日本からインド入国時のPCR検査などが再度不要に

(インド、日本)

ニューデリー発

2023年02月15日

インド保健・家庭福祉省(MoHFW)は2月10日、新型コロナウイルス対策に伴う入国規制に係る新しいガイドラインを発表し、特定の指定国・地域(日本、中国、香港、韓国、シンガポール、タイ)からの入国者に義務化していた出発前のPCR検査の要件を撤廃した。これに伴い、当該国・地域からの入国予定者に対し、渡航前に義務付けていた「Air Suvidha」ポータルページ(デリー空港ウェブサイト)でのオンライン申告(2023年1月10日記事参照)も不要となった。当該措置は2月13日午前11時(インド時間)から施行されている。

ガイドラインでは、渡航前、搭乗中、到着時のそれぞれの行動指針を定めており、自国・地域でのワクチン接種の推奨や搭乗時のマスク着用、ソーシャルディスタンスの確保などは引き続き必要としている。なお、出発地にかかわらず無作為に抽出した2%の国際線搭乗者に対するPCR検査措置(2022年12月27日記事参照)は継続となった。

新型コロナウイルスに関するインドの入国規制を巡っては、2022年2月以降段階的に緩和されたものの、特定国での新型コロナウイルス感染の再拡大を受けて、2023年1月1日から再度一部厳格化されていた。しかし、足元での世界的な感染者数の落ち着きを受けて、今回の規制緩和に至った。

詳細は、インド国際線到着に関するガイドライン(2月10日時点)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を確認のこと。

(高際晃平)

(インド、日本)

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