マカオでエリア全域対象の新型コロナ迅速抗原検査を実施

(マカオ、中国)

広州発

2022年12月02日

マカオ特別行政区政府は11月30日、新型コロナウイルスの複数の輸入症例が確認されたことを受け、マカオ住民と非住民を含む域内全員(2019年12月1日以降に生まれた乳幼児や、出境のためPCR検査を受けている者を除く)を対象とした迅速抗原検査(RAT)の実施を発表。検査は、同日から12月2日まで毎日1回(計3回)各自で行い、結果を専用プラットフォーム外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(注)上で申告する必要がある。中国本土の高リスク地域からの入境者に対しては、当該地域を離れた日の翌日を1日目として5日目まで、最短2日間の集中隔離+3日間の自宅隔離(毎日PCR検査を行う)を実施している。

広東省珠海市新型コロナウイルス疾病予防コントロールセンターは11月30日、珠海市とマカオ間の出入境に際し、24時間以内のPCR検査陰性証明を提示する現行の防疫措置を12月8日午前0時まで延長すると発表した。同措置は11月16日午後3時から実施されている。また、珠海市政府は11月25日、24時間以内のPCR検査陰性証明所持に加え、両地間の往来時には、出入境検査場で再度PCR検査の受検を必要とした。受検後、陰性結果が出た後に出入境が可能となる。

珠海市政府によると、12月1日時点で同市の新規感染者数は22人(無症状感染者20人を含む、国内症例のみ)だった。マカオ政府によると、2022年1月1日から12月1日までマカオの累計感染者は2,754人(無症状感染者1,946人を含む)だった。

(注)同専用プラットフォームは、マカオ健康コードのホームページからもアクセス可能。

(梁梓園)

(マカオ、中国)

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