インド入国の際の事前オンライン申告が不要に

(インド、日本)

ニューデリー発

2022年11月24日

インド保健・家庭福祉省は1121日、入国規制に係る新しいガイドラインを発表し、新型コロナウイルス対策として従来、渡航者に求めてきた出発前のPCR検査やワクチン接種などの要件を撤廃した(1122日以降の入国者から適用)。これに伴い、入国予定者に対し、渡航前に義務付けてきた「Air Suvidha」ポータルページ(デリー空港ウェブサイト)でのオンライン申告(2022年8月15日記事参照)も不要となった。

一方、機内でのマスク着用やソーシャルディスタンス確保、新型コロナの症状が見られる場合の隔離措置などは、引き続き必要としている。なお、インド到着時に各フライトの全搭乗者のうち無作為に選んだ2%はPCR検査を受けることをこれまで求めていた(2022年5月12日記事参照)が、この水際措置は解除した。

インドへの渡航に当たり、日本旅券保持者は入国ビザを事前に取得することが必要だ。入国ビザは、在日インド大使館などへの申請のほか、インド内務省によるオンラインのE-VISA申請フォーム外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますに必要書類をアップロードして取得する方法がある。到着時に取得できるビザ(ビザ・オン・アライバル)の発給は再開されておらず、利用できない(1122日現在、2020年2月28日記事参照)。

(広木拓)

(インド、日本)

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