自由変動相場制への移行の影響で物価上昇が加速-庶民の必須食品アイテムの価格動向を調査-

(エジプト)

カイロ発

2017年02月01日

 中央動員統計局(CAPMAS)によると、2016年12月の消費者物価上昇率は前年同月比24.3%となり、11月の20%を上回った。とりわけ食品部門が29.3%と高かった。急激な物価上昇の背景には、2016年11月の自由変動相場制への移行と、その後のエジプト・ポンドの下落、さらに同月施行された燃料価格引き上げの諸物価への転嫁などがある。庶民の生活に直結する物資の価格は自由変動相場制移行前後でいかに変化したのか、主要食品の価格動向を紹介する。

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