国内の保護的措置を問題視−2014年外国貿易障壁報告書(太平洋同盟編)−

(米国、コロンビア、メキシコ)

ニューヨーク事務所

2014年04月25日

米国通商代表部(USTR)は3月31日に、2014年版外国貿易障壁報告書(NTE)を発表した。多くの貿易投資障壁がみられるブラジルやアルゼンチンなど南米南部共同市場(メルコスール)と違い、それぞれ米国と自由貿易協定(FTA)を締結している太平洋同盟諸国(メキシコ、コロンビア、ペルー、チリ)に対しては国際ルールに抵触するような重大な問題を指摘していない。USTRはむしろメキシコの各種国内改革や付加価値税(IVA)、コロンビアの貨物トラック販売に関する規制の一部改正など国内の各種規制を中心に取り上げている。

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