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日本からの輸入食品の放射線検査対象に岩手県を追加(EU)

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2012年5月29日 ブリュッセル事務所発

EU加盟国は5月29日、食品連鎖・動物衛生常設委員会(SCoFCAH)会合で、日本からの輸入食品の放射線検査に関する欧州委員会実施規則を見直し、岩手県を放射線検査対象に新たに追加し、12都県を同検査の対象とする欧州委員会の規則案を承認した。

<岩手県産の原木しいたけから上限値を超える放射性物質検出>
岩手県産の原木しいたけから上限値を超える放射性セシウムを検出したとの日本当局の報告を受け、EU加盟国は今回の規則規制改正案(注)を承認した。原木しいたけに含まれるセシウム134とセシウム137の合計の上限値は2012年4月1日より1キログラム当たり100ベクレルと規定されたが、同改正前の旧上限値である500ベクレルを超えるものもあった。また、シダ植物や魚からも上限値を超える検査結果が報告がされている。

これにより、日本からの輸入食品について、放射性物質検査の分析報告書を求められる対象地域は、岩手県を加え、福島県、群馬県、茨城県、栃木県、宮城県、山梨県、埼玉県、東京都、千葉県、神奈川県、静岡県の12都県になる。

ただし、新規則の発効日より前に日本を出発した食品、あるいは輸出証明書が新規則の発効日より前のもので、新規則発効から10営業日以内に日本を出発した食品に関しては現行規則( 欧州委員会実施規則284/2012 )の輸出証明書も有効とする。

今回決定された改正案は、欧州委員会の正式な採択後、官報に掲載された3日後に発効することになる。欧州委保健・消費者保護総局(SANCO)のフェルストラーテ氏によると、官報掲載は6月4日の週になる見込みだという。

同措置については、これまでと同様に定期的なに見直しを行うことになっている。

(注)改正案は 欧州委のウェブサイト文書検索ページ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます に掲載される予定。
検索方法:「Document search」の「Committee」で「Health and Consumer Protection」の「Standing Committee on the Food Chain and Animal Health - Section: "Toxicological safety of the food chain"」を選択。